こんにちは!
最も有名な日本人芸術家の一人、岡本太郎氏。
そんな彼の熱いメッセージ集「孤独がきみをつよくする」を読んだのでその感想です。
感想を一言で表すと「岡本太郎は一流のアジテーターだ!」といったところ。
昔、松岡修造氏の熱い言葉を日めくりカレンダーにした「まいにち修造」が流行りましたが、この本も日めくりにしたらいいんじゃないかな(笑)
岡本太郎氏がこの本で主張することはとても一貫していて、
「常識なんていうくだらないものにとらわれるな!」
「青春を生きろ!」
「この瞬間を精一杯生きろ」
「小さくまとまるな!」
といった感じで、とても熱くそしてわかりやすく読者にメッセージを送っています。
私は岡本太郎氏がどういったジャンル(このジャンル分けって発想も岡本先生に怒られれそうだけど笑)の芸術家で、どういう人生を送った人なのか?といったような彼の人物像についてはよく知らないんですよ。でもだからこそ、変な先入観を持たずフラットに読めたかなー、と。
ところどころ「ん?」「それはどうだろうか?」という部分もなくはないんですけ(成人式は老人式はだ!とか笑)、全体的には「確かに!」「私もがんばろう!」という気持ちにさせられます。彼の言葉って上から物申す感じではなく、同じ目線に立ってアドバイスしてくれる感じなんですよ。だからかなー、アジテートされちゃいましたね(笑)
タイトルに挙げたのは第三章「青春・老い・死ってなんだ?」の一節。
岡本太郎氏によれば、「嘘とは自分の安全のためにつくものであり、嘘をつくとは垣根をつくることである。自分を守ろうとするから垣根を作る。守ろうとするのは自分に自信がないからだ。だから正直に話すことを恐れてはいけない」ということであり、だからこそ「嘘をつくのは自分を貫いていないからだ!」となるわけですね。
私の要約だとあまりうまく伝わらないかもしれませんね(笑)
彼の言葉に興味があったり、一歩踏み出したいけど・・・という人には一読してみることをお勧めします。
強くしかし優しく背中を押してくれるはず!