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天才は生まれるべくして生まれた! 松本坊主感想

こんにちは!

 

今もお笑い界のトップをひた走る松本人志

そんな彼が自らの半生を語り下ろした本「松本坊主」を読んだ感想です。

 

 

松本坊主 (幻冬舎よしもと文庫)

松本坊主 (幻冬舎よしもと文庫)

 

 

この本は1999年発行。

今から20年ほど前に刊行された本です。

そのため内容は松本人志の幼少時代から「ごっつええ感じ」を降板するまでの話となっています。

私は平成一桁代に生まれた人間なので、このころのダウンタウンとか松本人志がどういう存在だったのかとか、そもそもダウンタウンがメジャーになったきっかけとかってよく知らないんですよね。

だからこの本でダウンタウンが天下を取った時代のことを知れてシンプルに楽しかったです。

 

この本では幼稚園時代や小学校時代など松本人志の子供の頃の状況や思考がまず書かれているのですが、これがすごい! 

こんな幼稚園児・小学生いる?ってくらい冷めてるというか大人というか。

この時点ですでに松本人志の天才性って発揮されてたんだなあ、と。

 

また若手時代~大阪時代のエピソードも描かれているんですがこれもすごい。

大阪での人気がすごい時代、ファンの女の子をとっかえひっかえしていたとか。

正直やってることはくそやろうなわけですが(笑)、そこを隠さずにべらべらしゃべっちゃうのが「ぽいなー」って感じ。

 

この本で一貫して描かれているのは、松本人志は自分の才能に絶対の自信が常にあった、ということ。

もちろん彼には天性のお笑いの才能があったわけですが、信じ続けて実践するのは大切だなって改めて感じましたね。

またこの本では、当時35歳だった松本人志の考え方やメッセージが描かれているのですが、これは全然古びませんね。

今にも普通に通じるものだと思います。結婚とか女性とかについての考え方に関しては今とはだいぶ変わってる気がしまけどね(笑)

ただ今よりもだいぶストイックな感じはしますね。

お笑いだけでなく、生活とか生きること全般について。

「この人そのうち自殺するんじゃないか?」みたいな鬼気迫るものがあります。

 

相方の浜田さんにかいてあるところはなんかほっこりしますね(笑) 

なんだかんだいってもコンビ愛があるんだなあ、っていうか。

 

また、こういうタレント本?の特権として、文章が脳内でそのタレントの声で再生されるっていうのがありますね(笑)

この本も松本人志のしゃべり声で再生されるんですよ。あの関西弁で。

 

だからスッとはいってくる印象はありますね、読みやすいですし。

 

全体として非常に楽しく読めますね。

この本が出てから20年たつので、同じコンセプトでこれ以降の話も読んでみたいなあ。