はじめに
お酒が大好きな主人公、岩間宗達が時には一人で、時には仲間とお酒を楽しく飲み交わすだけの漫画「酒の細道」。
シリーズ道最新刊が45巻で、テーマごとにまとめられた特集本やコンビニコミックスも多く刊行されている人気まんがです。
私も漫画好きのおじさんが貸してくれて以来大好きで、愛読書のひとつとして度々読み返しています。
今日はそんな酒の細道のなかで、初めて読んだ中学生のころから今に至るまで、何度読み返してもどうしてもわからない一節についてのお話です。
さて問題の一節は、酒の細道11巻、のあとがきのなかにあります。
酒の細道は毎回著名人によるあとがきがついているのです。
11巻の担当は芸人のラサール石井さん。
具体的にどんな文章なのかというと、
学校の帰りに寄り道をして、ソースのついた漫画雑誌をたこ焼きをつつきながら読んだ
「ラズウェル細木作 酒の細道11巻 あとがき」
これなんです。
もっというと「ソースのついた漫画雑誌」という部分。
これがわからない!
素直に読むと、ジャンプなりマガジンなりの漫画雑誌にお好み焼きソースがべっとりとついていて、たこ焼きにそのソースをつけて食べた、という風に読んでしまうんです。でもそんなことってありえないですよね? なのでいろいろと解釈してみました!
説1 「ソースのついた」の位置が間違っている
「漫画雑誌をソースのついたたこ焼きをつつきながら読んだ」なら文として普通に成立しますよね。
だから編集者なのか、石井さんが間違ったのかは分かりませんが、だれかが間違えて、それが訂正されないまま本になったのでは?という説です。
説2 「ソースのついた」という方言が存在する
方言て独特なものが多いですよね。
なのでどういう意味なのかはわかりませんが、「ソースのついた」という修飾語が方言として存在するのでは?という説です。
説3 「ソース」とは「たこ焼きソース」のことではない
ソース・たこ焼きときたので勝手にたこ焼きソースのことと思ってましたが、もしかしたら別のソースのことなのかもしれません。
ラサール石井さんの小学生時代のことなので、今から40~50年前のことなんですよね。だから当時は存在したけどいまはなくなったなんらかの「ソース」という代物が存在したのでは?という説です。
それが食べ物なのか、それとも文房具かなにかなのかわかりませんが。
説4 「ソースのついた」という表現がわかりにくかっただけ説
これが一番ありうる説かなと思います。
要するに「ソースのついた漫画雑誌」というのは、雑誌を読みながらたこ焼きをたべた結果、たこ焼きについてたソースが雑誌にたれる。その雑誌にソースが少し付着した状態を「ソースのついた漫画雑誌」と表現したと、と。
ただちょっと書き方が独特だったせいで、下駄夫が勘違いしちゃったか感じですかね。
説5 「ソースのついた漫画雑誌」本当に存在する説
説3にも書きましたが、ラサール石井さんの小学生時代って今から40~50年前のことなんですよね。
なので2019年の現在とは衛生観念とかもだいぶ違うと思うんです。
だから今ではちょっと考えられませんが、漫画雑誌とたこ焼きをセットで販売してた可能性あり?かな、と。
たこ焼きってわりと駄菓子よりの食べ物なのでなきにしもあらずかも?(笑)
中学生以来私を悩ませてきた問題、今も解決していません。
5つの説を考えてみましたが、どれがありそうですかね?
皆さんはどう思われますか?