こんにちは! つかさ先輩推しの下駄夫です。
先日ついに「怪盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー」(以下ルパパト)、完結しましたね。
最終回の感想↓は以前書いたので、今回は、一年通してのルパパトの感想を書いてみたいと思います。
題して、
ルパパトのここが素晴らしい!
快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー Blu-ray COLLECTION 3
- 出版社/メーカー: TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)
- 発売日: 2019/03/06
- メディア: Blu-ray
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その1 脚本が素晴らしい!
まずはこれでしょう!
とにかく脚本が「うまい」んですよ。
一年間、ルパパトの脚本の「うまさ」にはうならされっぱなしでした。
怪盗・警察の縦軸のストーリーを都度進めつつ、レギュラーキャラの個性を深め、ゲストキャラや各回の怪人の個性を生かし、さらに番組的な課題(新ビークル・武器の登場、促販)をしっかりドラマに絡める。
まさに「絶品」の脚本と言っていいでしょうね。
このクオリティを一年間維持したのは、「偉業」と言っていいでしょう。
また、一年通してダレることがなく、毎回楽しめたのはすごいです。
香村純子さんはじめ、脚本家の方々に惜しみない賛辞を送りたいですね!
その2 キャラクターが素晴らしい!
今まであまりないニヒルなレッドだった、夜野魁利 / ルパンレッド(演伊藤あさひ)。
クールイケメンかと思いきや、中の人のおかげかギャグもいける感じになっていった、宵町透真 / ルパンブルー(演 濱正悟)。
妹キャラでとにかくかわいい、早見初美花 / ルパンイエロー(演 工藤遥)
超熱血な正義のお巡りさん、朝加圭一郎 / パトレン1号(演結木滉星)
強面に似合わず、ドジで後輩キャラな、陽川咲也 / パトレン2号(演横山涼)
クールビューティーな理想の上司、明神つかさ / パトレン3号(演奥山かずさ)
正体不明な、運動能力半端ない爽やかお兄さん、高尾ノエル / ルパンエックス / パトレンエックス(演元木聖也)
この7人がとにかくみんな愛すべき人たちでしたねえ。
キャラかぶりもなく、それぞれの個性が存分に発揮された一年でした。
メインキャストはじめ、ゲストキャスト・そしてスーツアクター・アクトレスの方々に惜しみない賛辞を!
ちなみに、個人的には、つかさ先輩LOVEです!(笑)
歴代ヒロインの中でもトップクラスに好きですねえ。
その3 方向性のブレなさが素晴らしい!
「怪盗VS警察という構図で今回は行く!」と発表されたとき、「でも追加戦士登場あたりで仲間になるんでしょ?なれ合うんでしょ?」と思った人も多いのではないでしょうか。
でも、その予想を(いい意味で)大いに裏切ってくれた本作。
それぞれへの信頼感を深めつつも、最後の最後のその瞬間までなれ合わず、お互いのことを認めながらもけん制し、一定の距離を保ちつづけたのは、本当に素晴らしいです。
「初志貫徹」をやってのけたわけですから。(特撮で最初の方針を貫き通すのって大変なことですからね)
このことはドラマにもすごくいい影響を与えており、通常回では警察・怪盗の両方の視点から事件を眺めることができ、また重要な回では、この両者が(一時的に)組むことで、重大な事件・強い敵であることを強調でき、また普段は見れない両者の共闘により、視聴者としてものすごく盛り上がるわけです。
いやー、本当にうまい!
この方針を守り続けたプロデューサーはじめ、スタッフの方達にも、惜しみない賛辞を!
その4 ギャグとシリアスの配分が素晴らしい!
シリアスな回はとことんシリアスに、または、VSX登場や、共闘などで熱く盛り上げ、ギャグ回は、(もはや伝説となった感のある)レオタード回や女装回、シャケ回など、徹底的にシュールで笑えるものにする。
この、メリハリが素晴らしかったと思いますね。
その5 ダブル戦隊体制が素晴らしい!
その3でも述べましたが、ダブル戦隊・ダブルレッドというのは、本当に革命的なアイデアだったと思いますね。
去年のキューレンジャーは、一戦隊が最大12人とごちゃっとしており、残念ながら全メンバーが対等に活躍する、というわけにはいきませんでした。
しかし、今回は、7人という人数を二つに振り分けることで、それぞれの見せ場を作り、同時に活躍をうまく配分することに成功しています。
基本的に各回は、どちらかの戦隊がメインになります。
例えば、パトレンがメインの回は、ルパンはサポートに回るといった感じ。
これがすごく良かった。
変にひとつの話で、全員を活躍させようとするのではなく、今回のメインはパト、次はルパン、と交代で活躍させることで、それぞれのキャラ全員を結果的に、活躍させることに成功しているわけですね。
また、
レッドが二人いること。
グットストライカーがどちらの戦隊(レッド)を選ぶか。
必殺技を撃つのも、ロボが出撃するのも、選ばれた一戦隊(レッド)だけ。
チャンスは両方にある。(グッティの気分で決まる)
これは良く考えれば、徹底的に、どちらか一方を優遇することなく、対等に扱うためのシステムだったと思います。
また個人的には、戦隊終盤にありがちな、全ロボがとりあえず出てきて、秒速でロボ戦が終わる、という流れがなかったのも良かったですね。
というわけで、ルパパトの感想を述べてみました。
本当に、キャスト、スタッフすべてが絶妙なバランスの上に成り立った、奇跡のような作品だったといっていいでしょうね。
かなり人気も出ましたしね。
戦隊シリーズに燦然と輝く、大傑作でした!
まだ見てない方は、今から見始めても遅くありません!
是非!