こんにちは! 怪獣映画好きの下駄夫です!
今回は、映画の「長さ」についてのお話です。
2005年の映画「キング・コング」を最近見まして。
この映画、面白いんですよ。スペクタクルシーンいっぱいだし、原点の愛に満ちてるし、キャラクターも良いんです。
でもね、長いんです。
これ、3時間7分あります。
ちなみに元ネタである、1933年の「キング・コング」は、1時間40分。
ストーリも展開もだいたい一緒(だと思うんですけど、1933年版を見たのはだいぶ前なので曖昧)なのに、時間はほぼ倍。
この事実に「んー。どうなんだろう?」ってなりました。
いくらなんでも長すぎやしないか?と。
どうやら2005年版の監督であるピータージャクソン(ロードオブザリングなどの監督)氏は、「キングコング(1933年版)が一番好きな映画!」と言っているほど、元ネタへのリスペクトがすごいらしい。
だから、切れなかった(カットできなかった)んでしょうね。色んなシーンを。
多分ほかの監督だったら、撮影してもシーンを短くしたり、場合によってはシーンごとなくすようなところも、なまじ元ネタへのリスペクトがあるからカットできない。
でもこれってどうなんでしょう?
少なくとも「キング・コング」のような商業映画って、監督のためのものってよりも、観客のためのものでしょう。
だってエンタテインメント映画、なんだから。
だから監督には、勇気をもってカットしてほしかったなあ。
やっぱり3時間超えはきついですし、そもそも3時間もかける内容でもない気が。
だって元ネタは2時間切ってるわけですしね。
長けりゃいいってもんじゃないと思うんです、映画って。
やっぱりその映画にあった長さがある。
別に長い映画があってもいいんですよ。
園子温監督の「愛のむきだし」なんて、237分、約4時間ですからね(笑)
でも、「愛のむきだし」は4時間かける価値のある映画だし、4時間が最適だと思うんです。
でも2005年版「キング・コング」はそうじゃないと思うんです。
少なくとも3時間の内容ではない。
まあがんばって2時間半かなあ、って感じ。
「じゃあどこをカットすればいいんだ!」って聞かれると困るんですけどね(笑)
でも30分でもいいから短くすれば、もっと見やすい映画になったとおもうんですけどね。