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大人になったプリキュアたちが、現実に打ちのめされて絶望!? 小説 スマイルプリキュア! 感想

 こんにちは!

 

今回は、小説スマイルプリキュア!の感想です。

 

 

感想を一言で言うと、「大人になったプリキュアたちの絶望と笑顔にグッとくる!」といったところですかね。

 

本作では24歳になった五人のプリキュアたちが、現実に打ちのめされる様がたっぷりと描かれます(笑)

 

本作は全六章構成なんですが、一章~五章では、それぞれのプリキュアが家族や会社、社会の現実に向き合い、そこで絶望していきます。

 

ここがけっこうな鬱パートで、読んでるとなんとなーく嫌な気分になってきます(笑)

 

各章を簡単に紹介しますね。

 

一章 星空みゆき


本屋の現状を反映したお話。

みゆきが働いている本屋を閉めることになったり、軽く不審者扱いされたりと散々なみゆきです。

かなりビターな章ですね。

 

二章 日野あかね 


ブライアントとの恋の行方が描かれます。

あかねの持ち前の明るさのおかげか、フラれてしまっても、そこまで暗くはならないですかね。

また、相変わらずお好み焼き人生爆走中です!(笑)

 

三章 黄瀬やよい


大人気漫画家になったやよいちゃん。

しかし、連載を終わらせることを決意します。


彼女は相変わらず可愛いですね(笑)

彼女は特オタっぽいところがあって、共感できますねえ。

 

それになんといっても可愛い(二度目ですが笑)

 

四章 緑川なお

 

なおはコーチとして頑張っています。

しかし、その熱意を大学の後輩たちから否定されます。


また、家族への愛情の深さに変化はありません。

しかし、その愛情の否定され・・・。

 

また、彼女は事故によりスポーツ選手としてはハンデを負っており・・・。

 

と、五人の中でもトップクラスでひどい目にあう、なおちゃんです。


五章 青木 れいか

 

れいかは中学教師になっています。
しかし、おじいさんが死亡し、生徒からは教師失格の烙印を押されと、これまたひどい目にあいます。

 

しかし勘のいい彼女は気づきます。

自分がいま生きている世界はニセモノであり、黒幕が存在することに。

 

六章 最高のスマイル

悪役は安定のジョーカー

彼がいつものごとく、精神攻撃を仕掛けてきていたのです。

 

つまり、みゆきたちは本当はまだ中学生のまま(時系列的は最終回後)で、彼女たちが体験していたのは、ジョーカーが作り出した絶望の世界だったわけですね


それにしても、ジョーカーは安定のえぐさですね(笑)

テレビでもジョーカーの回はズーンとなることが多かったですが、小説でも発揮されるいますね。


しかし、そこはプリキュアなので、きちんと逆転します。

小説限定の大人プリキュアに変身&エターナルフォームなどの力を使い、ジョーカーを撃退します。


あと、ピカリンじゃんけんもちゃんとあります(笑)


この章で描かれるのは、希望と絶望は表裏一体であるということですね。

プリキュアたちのなかにも絶望の種はあります。

それを希望に変えるもの。

それが、マイルプリキュアという作品が一年間かけて描いてきたテーマである「笑顔」。

 

この落とし方がすごくスマプリっぽくて良かったですね。

 

各章でもきちんと細かいネタを盛り込んでありますし、ファンなら楽しめる、納得の出来ですね!

本編の脚本を担当された方が執筆されているので、キャラの感じもうまく出ていますしね。

 

スマプリの世界にもう一度浸りたい方は、必読です!