こんにちは!
今回は「「デジタル遺品」が危ない そのパソコン遺して逝けますか?」(著・荻原栄幸)の感想です。

(070)「デジタル遺品」が危ない (ポプラ新書 は 3-1)
- 作者: 萩原栄幸
- 出版社/メーカー: ポプラ社
- 発売日: 2015/10/01
- メディア: 新書
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デジタル遺品とは、死後に残るパソコンやスマホ内のデータなどことですね。
非常にためになる本でした!
もちろん下駄夫は近々死ぬつもりもありませんし、近親者に死ぬ予定の人もいませんが(笑)
この本は、「私パソコンのことなんてちーっともしりません!」というおばあちゃんでも分かるよう、非常に懇切丁寧に書かれています。
「まず電源を入れましょう!」とか「ブルーレイとCDとDVDは形が似ているので気をつけましょう!」とかね(笑)
んなこと、分かっとるわい!(笑)
この本では「パスワード」についての話が多いですね。
たとえばパスワードは重要用度によって三つに分け、それぞれパスワードを設定しよう、とか「結局、紙に残すのがベスト!」とか。
一番面白かったのが、「秘密の質問」についての話。
これって、実はほとんど意味がないんですって。
例えば「好きな食べ物は?」について、アメリカでは約20%の人が「ピザ」と答えたらしい。
だから(アメリカでは)とりあえず「ピザ」と答えれば1/5の確率で当たるわけですね。
ここで筆者はみんな「素直」に答えるのが意外、と書いています。
そして「素直」であるがゆえに、脆弱である、とも。
そこで筆者が提案するのが、質問はガン無視して、答えを使い回そう!ということ。
サイト側は、それが答えとして正当かどうかを判断しているわけではなく、その答えを機械的に登録しているだけ。
だとしたら、別にバカ正直に答える必要はない。
むしろその方が破られる可能性は低い。
タイトルにしたように、Q:あなたの母親の旧姓は? A:私は富士山が好き でも全然いいわけです。
だから例えばこの「私は富士山が好き」と、どんな質問にでもそう答えれば、「質問の答えなんだっけ?」と考えずに済みますし、破られる可能性もなくなる。
これは非常になるほどなあ、と思いましたね。
下駄夫の場合は「私は仮面ライダーが好き」ですかね?(笑)