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愛国心を言う人々には愛はないのだ。 内心、「日本は戦争をしたらいい」と思っているあなたへ 感想

こんにちは!

 

今回は、8人の著者による共書「内心、「日本は戦争をしたらいい」と思っているあなたへ」の感想です。

 

 

この本は、タイトルに期待して読むと、ちょっと肩すかしをくらいますね・・・。

 

「ああ、こういう感じなのね・・・」っていう。

 

個人的にはもっと内面的な話を期待していたんですが、意外と「中国が!」とか「安倍政権が!」みたいな現実的な話が多くて、ちょっとがっかりでしたかねえ。

 

あと、著者による当り外れが大きいです。

 

個人的に良かったのは宇野常寛さんと鈴木邦男さんですね。

 

それぞれの興味深かった部分を引用したいと思います。

 

まずは宇野さん。

自分探し的な理由でソーシャルメディア上で 極端な右/左派アピールにはまってしまっている人たちが 目立っているが、実際の若い知的階級、ホワイトカラーのボリュームゾーン現実主義的リベラリズムとでも言うべき中庸にあるように、僕は感じている。

 

内心、「日本は戦争をしたらいい」と思っているあなたへ 宇野常寛 角川neo p80 

これは正しいでしょうね。

極端で、声がでかい人が目立ちがちですが、実際の普通の人たちは案外常識的だったりするのが、世の常ですよね。

 

さて、次は鈴木さん。

少し長くなりますが、すごく良かったので引用したいと思います。

言葉だけが虚しく舞っている。

俺は愛国者だという人には愛がない。

俺は日本人だとことさらに叫ぶ人に日本精神がない。(中略)

 

民族排外デモをやっている人もいる。(中略)

在特会だ。

僕らの心の中にもちらっとはあるだろう「差別」「嫉妬」などのに卑しい気持ち。

でもそんなものを表に出しちゃいけないと自制している

そんな自制したものを、ナマのまま出して叫ぶことが「勇気」のあることなのか。

 

またこのデモをネットで見て、日の丸がかわいそうだと思った。(中略)

 

そんな寛容で自由な国、日本に僕は誇りを持つ。

他人に向かって 声高に言うつもりはないが、心の中で「愛国者」だと思う。

その気持ちは心中のに秘めておけばいいと思う。

その行動や生き方が「愛国的」だったかどうかは、死んだ後にでも他人が判断したらいい。

自分で言うことではない。(中略)

 

それなのに今、日の丸は「外国人は出て行け」という排外デモの先頭で振られている。(中略)

 愛国心だって、謙虚に静かに語ったらいい。

ところがそれがなくて、「俺は愛国者だ」と叫ぶ。

そして「俺は愛国者だが、こいつらは愛国者ではない」となる。

反日だ」「売国奴だ」 と批判し、切り捨てる。(中略)

愛国心を言う人々には愛はないのだ。(中略)

これは、もう「言葉」でもない。

「兇器」だ。

 

 内心、「日本は戦争をしたらいい」と思っているあなたへ 鈴木邦男 角川neo p130~132 

これはすごくその通りだと思います。

思想・信条は自由ですし、それをとがめるつもりはありませんが、でもそういう次元ではないところで感じる違和感というものがありますよね。

 

その感覚が、すごく適切に表現されていると思います。

 

こんな感じで、気になる所だけ読んでみるという感じでもいいと思うので、チェックしてみてもいいと思いますよ。