こんにちは!
今回は「カメントツの漫画ならず道」に出てきた言葉のご紹介です。

カメントツの漫画ならず道(1) (ゲッサン少年サンデーコミックス)
- 作者: カメントツ
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2017/04/28
- メディア: Kindle版
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さてこのルポ漫画の第一回のゲストとして登場したのが、漫画家・西原理恵子さん。
彼女がインタビュー中、なぜか立ったままワインを飲んだり、話したりしているのを見て、作者カメントツさんが質問します。
なぜたっているのか、と。
そこで彼女はこう答えます。
「座るの、飽きた」
これはすごい言葉だと思います。
まさに至言。
漫画家として数十年生き、今も何本も連載を持ち、漫画を描き続けている西原さん。
当然漫画を書くときは座っているわけです。
だから仕事中は基本、ずっと座っているわけです。
そんな彼女だからこそ、せめて漫画を書いていないときは立っていたい。
だって、もう何十年と座って仕事をしてきたわけだから。
何十年と座って漫画を描いてきたわけだから。
この境地はすごい。
漫画家としてのひとつの終着点といえるのではないでしょうか。
彼女は漫画家としてずっと第一線で書いてきたわけですから、毎日毎日座りっぱなし。
それが続くといつか、飽きるという段階にたどり着く。
漫画を極めた人だからこそ言えることだと思いますし、それはある意味狂気ですらあります。
そんな境地に達するまで何かを極めらることが、果たして良いことなのか、それとも「そこまでいったら引くわあ」となるべきなのか。
それは分かりませんが、西原理恵子という人のすさまじさははっきりと伝わってきます。