こんにちは!
色んな所で名前を聞くので、いつか読まなきゃなあと思っている本を読んでいく課題読書シリーズ。
第一弾はカミュの「異邦人」。
不条理文学の極北と呼ばれることもある作品ですね。
読んでみた感想としては、「第二部が面白い!」。
本作は二部構成になっていて、仮に題をつけるなら「事件編」「裁判編」。
で、彼特有の、乾いたというか無味乾燥とした筆致のせいで、第一部は結構つらい。
でも第二部で主人公が裁判にかけられ、死刑になり、追いつめられていく過程になって、この味気ない作風と死の恐怖が相まって非常に引き込まれる。
意外と短い(100ページちょい)ので、読んでみてもいいかもしれません。
がんばって、前半に耐えましょう!(笑)