こんにちは!
この本は、大学教授所属する文学部内の権力や金、名誉に関するドタバタコメディと、主人公の教授が展開する文学論の二つから一章が構成されています。
そのため、大学内の醜い(笑)学内政治を楽しみながら、構造主義や印象批評を学ぶことができるという、非常にお得な本です(笑)
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- 作者: 内田樹
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2002/06/20
- メディア: 新書
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この本を読んで思うのは、筒井康隆という作家は、バランス感覚のいいインテリだなあ、ということ。
SF作家が文学講義の本を出すと色々叩かれる。
だから文学部教授という主人公を立てて、文学講義をする。
それでもまだ反感を買うかもしれないから、大学教授達を非常に幼稚で、おバカな人として描き出す。
この構成の見事なこと!
しかも、文学講義としても、小説としてもきっちりと楽しめる。
さすがです!
さらっと思想や哲学、文学について学びたい人にはお勧めです!