作・藤子不二雄A 原作・柏原兵三「少年時代」 感想！ 残酷な独裁者・タケシとの奇妙な友情！ 井上陽水の名曲「少年時代」のモチーフ！

こんにちは！

今回は作・藤子不二雄A　 原作・柏原兵三「少年時代」全三巻の感想です。

少年時代 完全版 1 (Fukkan.com)

この作品でメインとなるのは、東京から疎開してきた主人公・新一と、彼と同学年で、知力と暴力でクラスを支配する独裁者タケシとの、奇妙な交流・友情です。

このタケシというキャラがすごく不思議なやつで。

進一と親しげに少年のような目で話したかと思えば、ささいなことで進一を無視し、子分たちにいじめさせる。

飴と鞭を絶妙に使い分け、その人心把握能力は桁外れですが、彼の本心は見えてこない。

巧みな「人心操縦術」中国古典の教え: 華僑大富豪の成功法則 (知的生きかた文庫 お 67-2)

これは是非読んで確かめてみてほしいのですが、本当にこのタケシというキャラに進一も読者も振り回され、同時に不思議と引き込まれます。

全三巻、けっこうな分量ですが、あっという間に読んでしまいました。

またこの漫画は映画化され、その主題歌が井上陽水さんの「少年時代」。

少年時代 [DVD]

 それを踏まえてきくと、感動もひとしおですね。

少年時代 (Remastered 2018)

どちらもおすすめです！