こんにちは!
今回は塩田武士作・主演・大泉洋「騙し絵の牙」の感想です。
この本は史上初めて、俳優をあてがきをされた小説で、大泉洋さんが作品内のキャラクターを演じている、という体で書かれています。
なんですが。
「キャッチコピー」の「最後は大泉洋に騙される!」というものを筆頭に、そこを押しすぎていてちょっと肩透かしというか。
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ものすごいどんでん返しを期待したんですが、「あ、そっすか」程度のもので別に・・・。
いや、もしかしたら自分が気づいていないだけで、すごいひっくり返しがあったのかもしれないですけどね。
自分は大泉洋さんをあてがきすることにそこまで意味を感じなかったかなあ・・・。
でも編集者もの、出版社内部ものとしては抜群に面白かったです!
紙から電子へと移行していく過渡期の中、紙の可能性を信じるか?時代にのって電子に掛けるか?
ネットメディアに時間を奪われる中、本の可能性はまだあるのか?
本・小説への愛が伝わってくるとともに、本の世界に身を置く作者の危機感がバシバシと伝わってきて面白いです。
本好きの方は是非!