こんにちは!
今回は映画監督のお話です。
あらすじはこんな感じ↓
少女漫画の実写化を監督した男。
彼の元に怒鳴り込んできた助監督は何を語る!?
某映画監督は、いわゆる一般向きの映画では手を抜いた、そこそこの演出で手堅くやり、自分の本当にやりたい、でもバジェットの小さい作品でこそ本気を出すといいます。
そんなお話です。
冒頭の文はこんな感じ↓
「ひよったんじゃないですか?」
「は?」
開幕から飛ばすじゃん。
話を聞こうか。
「今回の映画、なんですかあの演出は」
監督である俺に助監督が意見か。
悪くない。
嫌いじゃない、こういうの。
「なにが?」
「全然個性出てないじゃないですか! あんな演出で鬼才監督名乗るなんて・・・」
ああ、お前のいうことはわかるよ、痛いほど。
でも、な・・・。
「じゃあおめえはあの大規模作品で俺のアングラ演出が伝わると思うのか?
漫画原作のあの映画を見に来る層に、俺の演出が伝わると思うのか?」
「それは・・・。 でも、伝わらなくてもやるべき時があるでしょう!」
それはそうだ。
でも今はその時じゃない。
「15、6の小娘に俺の本気の演出が伝わるか?
てかそんな子供がよむ漫画の実写化でセンスを爆発させても通らないんだよ、外されて終わりだ」
「しかし!」
「いいか!お前も映画監督を志すなら覚えて置け。
伝わらないことがわかっているのにやるのは無駄なんだよ」
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