こんにちは!
今回は映画「ダイナ―」の感想です。
映画『Diner ダイナー』Original Soundtrack
- アーティスト: Shinichi Osawa
- 出版社/メーカー: cutting edge
- 発売日: 2019/07/03
- メディア: CD
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監督 蜷川実花 脚本 後藤ひろひと 杉山嘉一 蜷川実花 演者 藤原竜也 玉城ティナ 窪田正孝 本郷奏多 武田真治
・一言で言うと
めちゃくちゃ金かかってる&豪華キャストで贈るアングラ演劇。
相当クセの強い映画なので、人は選ぶかもしれませんが、自分はめちゃくちゃ大満足でした。
すっごい良かった。
・ビジュアル
写真家でもある蜷川実花さんが監督しているだけあって、ビジュアルは抜群。
色彩感覚がすごい。
ビジュアルだけで凡百の映画とは一線を画しています。
原色バリバリのクセの強い画面が続くのに、全然見てて苦にならない。
むしろ麻薬的な快感があり、「もっと見せて!」となる。
さらにアクションも華麗というか。
全体的に「美しい映画」でした。
・演出・脚本
実は今回あまり期待せずに見に行ったんです(笑)
「写真家でビジュアルはいいかもしれないけど、演出はまあ・・・」みたいな事前予想で。
でもとんでもない。
予想に反してしっかり伏線を張り、演出をしていました。
例えば前半で何気なく描かれた一瞬のシーンが、後半で生きてくる。
そういうシーンがけっこうあって(上から目線ですが)感心してしまいましたね(笑)
やるじゃん!蜷川実花!
脚本も特にダレることもなくずっと楽しませてくれたので良かった!
・疑問点
正直、疑問点というか、ツッコもうと思えばいくらでも突っ込めるんです。
でも、画面全体から「異国観」というか「異世界観」があって、いい意味でリアルじゃないので、「そういうもんか」と納得してしまう。
納得させられてしまう絵力がある。
earthly flowers,heavenly colors ([テキスト])
- 作者: 蜷川実花,MATOI PUBLISHING(編・著)
- 出版社/メーカー: 日販アイ・ピー・エス
- 発売日: 2017/03/17
- メディア: 単行本
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圧倒的な才能(たち)の前には、凡人は沈黙するしかないのです!(笑)
・テーマ
これはすごく分かりやすかったですね。
一言で言えばこれです↓
「ねだるな、勝ち取れ、さすれば与えられん」
もう少し分かりやすく書くと
「男も女も、料理人も殺し屋も、誰かに必要とされたいなら、居場所が欲しいなら、自分のやりたいことで居場所を見つけろ! やりたいことは自分の中にある!」
といったところ。
成功する起業家は「居場所」を選ぶ 最速で事業を育てる環境をデザインする方法
- 作者: 馬田隆明
- 出版社/メーカー: 日経BP
- 発売日: 2019/04/11
- メディア: 単行本
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・満足度 98%
映画としてはいびつだし、癖も強いですが、自分は非常に好きな映画です。
本当におすすめです!
ただ、少し詰め込みすぎかなあ?という気がしますね。
原作からもう1エピソードくらい盛り込んで2時間半くらいでもよかったんだかったけどなあ。
でも本当に面白いので、お勧めですよ!