こんにちは!
今回は雨宮処凛著「一億総貧困時代」の感想です。
この本は、貧困を軸として虐待(タイトルの言葉は父親から性的虐待をうけていた女性の言葉)、介護地獄、原発、奨学金、風俗などについて書かれた本です。
この本を読むと、普通に生きている自分には想像できないような、貧しく、過酷で、邪悪な出来事がこの国のどこかで展開されていることがわかります。
特に身近で恐ろしいなあとおもったのは「アリさんマークの引越社」のブラック企業ぶり。
事あるごとに給料から様々な名目で天引きされ、社員に無茶な要求をつきつけ、搾取しようとするその姿勢にはゾッとしましたね。
そして労働基準法にのっとり正当な訴えをした社員に対するイジメ、報復、そしてシュレッダー係への配置転換という見せしめ。
ブラック企業としてネットの世界では有名だったらしいですが、自分は知らなかったんですよねえ。
これからもし引っ越しすることがあっても、この会社だけは選ばないようにしようと思いましたね(笑)