こんにちは!
今回は「女優 水野久美」の感想です。
『マタンゴ』の魔性のシンガー、『怪獣大戦争』のX星人で永遠の特撮アイコンとなった水野久美。
「国際秘密警察」シリーズ、「暗黒街」シリーズで演じた妖艶なヴァンプも鮮烈な印象を残した。
巨匠の文芸作品で、大ヒットメロドラマで、その時々に見せてきた美しさの裏には、常に演技への葛藤があった。
女優・水野久美が初めて語りおろした意外なる半生を、豊富な美麗スチールとともに綴るファン垂涎の永久保存版。
この紹介分にもあるように、水野久美さんといえば「ゴジラ」シリーズには欠かせない名女優。
見てない人には伝わらないでしょうが、「怪獣大戦争」の時の水野久美さんは本当に神がかり的な美しさ。
これは是非確認していただきたい!
さて、この本はそんな名女優・水野久美が仕事や自分の人生について赤裸々に語ったもの。
これが本当に赤裸々です!(笑)
この本から伝わるのは、水野久美さんは本当に裏表のない人なんだなあ、ということ。
例えば誰とは言いませんが、映画で共演した外国人俳優を「日本映画を見下していたから嫌い」、某映画監督を「あの人にはいじめられた」、某プロデューサーを「社内には派閥があって、私は彼の派ではなかったから無視された」などなど、それ言っちゃっていいの!?という話がボンボン飛び出す(笑)
しかもこの記事では名前などはぼかしていますが、この本ではすべて実名でばっちり書かれてます(笑)
またタイトルにもしたように、気風の良い姉御肌の性格ゆえにお高くとまった女優からは嫌われており、集団で無視されるなどのイジメもあった、と。
果たして今もこんなことが残ってるかはわかりませんが、この当時はまだ俳優・女優は映画会社の社員でしたからねえ、今とは違うでしょう。
もちろんこんな恨み言はごく一部で、それ以外は彼女の生きざま・演技論などを知ることができます!
かつて彼女に魅せられた男性諸君、是非!