こんにちは!
今回は映画 「キングオブコメディ」の感想です。
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監督 マーティン・スコセッシ 脚本 ポール・D・ジマーマン
あらすじはこんな感じ↓
コメディアンとして有名になりたいと考えているルパート・パプキンは、有名コメディアンのジェリー・ラングフォードを熱狂的ファンの群れから救い出し、強引にコネをつける。「今度事務所に自演テープを持って来い」と言われて有頂天になったパプキンは、早くも自分はスターになったと錯覚し、昔から好きだった女性リタにも接近するが…
https://ja.wikipedia.org/wiki/キング・オブ・コメディ 2019/10/28閲覧
監督スコセッシ、主演デニーロのコンビと言えば「タクシードライバー」が真っ先に思い浮かぶでしょう。
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同じコンビで作られたこちらと「タクシードライバー」はすごくよく似た構造を持つ映画だと思います。
どちらもさえない青年(中年?)が主人公で、鬱屈した現状から逃れたくてもがき、のたうち回り、社会に拒絶され、犯罪を起こしてしまう。
デニーロのなんとも言えない悲哀というか、生きづらさを感じさせる表情も似ている。
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そしてラスト、犯罪を犯したことで逆に自分の求めたものを手に入れた(かのように見える)皮肉なラストも「タクシードライバー」と似通っている。
ただし、この映画のラストは現実なのか主人公の幻想なのか議論がある、らしい。
でも自分は現実だと思いますよ。
犯罪を犯したちんけな芸人が一瞬注目され、番組に引っ張りだこになる。
すごくありそうじゃないですか。
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ただこの映画では注目されるところで終わりますが、自分にはこの先の展開も見えます。
彼は元から売れなかった芸人なんだから実力はない。
だからすぐ底が知れて、民衆に飽きられて、芸人として終わる。
そう考えると「キングオブコメディ」というタイトルがすごく皮肉なタイトルに思えてきますね(笑)
さて、余談ですが昔「キングオブコメディ」というお笑いコンビがありましたね。
このツッコミの高橋という男が、女子高に忍び込んで制服を盗んで逮捕という、洒落にならない真性の性犯罪者であることが判明し解散してしまいましたが。
どうせ逮捕されるならちんけな性欲じゃなくてこの映画みたいに有名司会者(ビートたけしとか?)を誘拐でもして逮捕されれば伝説になれたのにねえ。
まあどっちにしろ一生表舞台には立てないだろうけれども(笑)