こんにちは。
今回は告白します。
懺悔します。
そして、謝罪します。
おばあちゃん、あの時はごめんなさい。
あれは僕が高校生の時でした。
誕生日を迎えておばあちゃんが回転寿司屋さんへ連れて行ってくれました。
いつもだったら、誕生日祝いですから行く店も誕生日の人に選ばせてくれるんですが、その時は使用期限が迫ったクーポン券があるとのことで、その店ということになりました。

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高校生の時の僕はその時点でもう、不服でした。
本当は「寿司より肉が食いてえ!」と思っていたんですが、まあ当然代金はおばあちゃん持ちですから、文句を言う筋合いはありません。
それくらい高校生ですから、わかります。
そう、わかっていたはずなんです。
なんですが、当日(土曜日か日曜日)に行くと、回転寿司屋は非常に混んでおり、結局席に座るまで、2時間半近く待たされました。

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僕は今も昔も、待つということが大嫌いなんです。
待つにしても、自分がセレクトした店ならまだ辛抱できます。
でも、特に喰いたいわけでもない寿司のために、二時間半。
しかもその当時は学生で、テスト(模試?)も近かったため、はやく家に帰って勉強したかったんです。
もちろん待ってる間も教科書か参考書を読んではいましたが、やはりいまいち集中できない。
もうその時点でイライラマックス、超不機嫌だったわけです。
誕生日を祝うなんて雰囲気では、まったくないわけです。
やっと席についてもそっぽを向き、ひたすらレーンを眺めるだけで食いもしない。
とはいえ腹は減ってますから、一応注文はしました。
なんですが、僕が注文したやつがことごとく品切れ。
ここからなんです、大失態は・・・(既にかなりやらかしてますが)。
特に来たくもない回転寿司でさんざん待たされ、なんとか見つけた食べたいものはことごとく品切れ。
ぶちギレました。

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ええ、はい・・・。
「もういい!本当は肉が食いたかった」と叫ぶと僕は一人で走って家に帰りました。
結局その店では何も食べませんでした。
もちろん親もおばあちゃんも止めてくれましたが、無視。
その日はふて寝して、結局何も食べずに終わりました。
さすがに翌日まで不機嫌は持ち越しませんでしたが、もうその話題は我が家ではタブーになりました。
今でも触れられません。
ここまででもかなりひどい話ですが、後日談があるのです。
後日、おばあちゃんからお金が送られてきました(誕生日プレゼントとしてのお金は既にもらっていた)。
いくらかは忘れましたが、手紙が添えられおり、「このお金でお肉でも食べてください」と書いてありました。
泣きました。
自分のあまりの子供っぽさでおばあちゃんの好意を否定したこと、孫に否定されたときのおばあちゃんの悲しさ、そしてそんな最低の孫を許してくれるおばあちゃんの心の広さ。

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回転寿司屋に行くと、この出来事を思い出します。
いつか謝ろうと思ってはいるのですが、なかなか勇気が出ないものです。
とりあえずブログで謝ってみます。
おばあちゃん、あの時はごめんなさい。