こんにちは!
今回は漫画「花もて語れ」を全巻読破したので、その感想です。
花もて語れ コミック 全13巻完結セット (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)
- 作者: 片山ユキヲ
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2014/09/30
- メディア: コミック
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あらすじはこんな感じ↓
親を亡くし地方に住む叔母に引き取られた、小学1年生の佐倉ハナ。引っ込み思案な性格で周囲と打ち解けられなかったが、ある日、ハナは「朗読」をやっていると言う教育実習生と出会う。
やがて22歳になったハナが繰り広げる「癒やし系熱血『朗読』ストーリー。
「朗読」というテーマに着目した漫画ってあまりないイメージですが、これが面白い!!
朗読、つまり声を出して読むことでわかることって本当にあるんですね。
例えば、視点の転換。
この視点転換、という点から宮澤賢治などの作品を読み直すと、その文章の上手さにびっくりします。
どこかでも書いたと思いますが、自分は宮澤賢治の授業を大学生の時取っていたんですが、その時は気づかなかったですね、「注文の多い料理店」がこんな話だったとは。
音に出すことで見えてくるもの、それを気づかせてくれるのがこの漫画です。
もちろんそんな学問的な話じゃなく、漫画としても普通に面白いのでお勧めです!!!
登場人物は全員善人で悪い人は皆無。
心が温まるお話ですので、癒しを感じたい人も是非!!