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M-1で和牛が優勝できない残酷な理由は、逆「不良と子犬」理論

こんにちは!

 

以前こんな記事を書きました↓

 

rimokongetao.hatenablog.com

 

今回はこの記事の続き、というか読み直していたらちょっと何が言いたいのか散漫になっていた気がしたので、具体例を用いて言い直してみたいと思います。

 

まず、一番大事なところ。

和牛は非常に優秀な漫才師だ、ということ。

そして、その優秀さゆえに優勝できない、ということ。

 

この二つが一番の核です。

 

和牛は本当に優秀です

老若男女、万人が面白いと思える、よく出来た、きちんと練られたネタです。

しかもそれを量産し、毎回高いクオリティを維持しています。

 

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テストで言えば、毎回93点くらいとっている優秀な息子のイメージ。

ここ、何気に重要なので覚えておいてください(笑)

 

対して、例えば今回優勝したミルクボーイ。

最初に彼らを見た時、皆さんどう思いましたか?

面白そう!!!と思って期待してみましたか?

 

 

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もちろん、彼らのファンや面白さを知っている人は期待してみたでしょうが、それ以外の人は「全然知らんし、ルックスも微妙だし、あんまり期待できないな」と思ったんじゃないでしょうか。

自分はそうでした(笑)

 

それが始まってみたら、たんたんたーんと切れの良いテンポとパターンで観客を大爆笑の渦に巻き込み、優勝しました。

たしかに面白かったし、優勝も納得です。

 

でも、例えば決勝に残った三組の中で、いちばん漫才師としてすぐれていたのは誰か?という視点で考えると、それは「かまいたち」だったと思います。

 

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それは「ぺこぱ」「ミルクボーイ」の漫才が二本とも同じパターン、同じ構造だったのに対し、かまいたち」だけは違う構造、異なるバリエーションの漫才をしていたからです。

 

松本人志さんが唯一「かまいたち」に入れてもそういうことだと思います。

そして審査員の皆さんもプロですから、素人の僕がわかることなど絶対わかっているはず。

   

 

それでも「ミルクボーイ」に入れたのはなぜか?

それは「裏切りがあったから」だと思います。

 

ここで話を本筋に戻しますが(笑)、ミルクボーイは前評判がほぼゼロのところからスタートし、予想外の健闘をしました。

イメージで言えば、テストで前回30点だった息子がいきなり85点取ったみたいなイメージ。

 

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さて、ここで冒頭で書いた和牛のイメージを思い出してください。

毎回93点取ってる和牛と、点数が55点も急上昇したミルクボーイ。

 

この二人が兄弟だったとして、(そしてあなたが親だったとして)どちらを褒めてあげたくなりますか?

点数で言えば和牛をほめてあげるべきだとは思っていても(和牛のほうが上ですから)、55点も点数を上げた、がんばったミルクボーイに「良くやったな!がんばったな!」と称賛の言葉を送ってしまいませんか?

 

ならねーよ、という方はこっから先は読んでも無駄ですよ?(笑)

 

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点数上では和牛のほうが上なのに、前回と同じ93点だったら「うん、いつも通りだね!」と思うのに対し、前回が低かったゆえに「おお!今回はすごくがんばったな!」と点数以上の評価を与えてしまいがちなのが、人間。

 

別のたとえで言うと、いつもやさしい少年が子犬を保護しても「いつも通りだな」としか思わないのに、不良がそれをやると「あら、意外にやさしいのね・・・♡」と、とき

めいてしまう、あれです(笑)

 

つまり「前提としてどういうイメージをもっているかで、実際の面白さとは別の評価軸で過剰に評価されることがある」ということ。

そして、その正の側面の恩恵を受けるのがダークホース組であり、その負の側面を受けまくっているのが和牛、ということです。

 

 

逆「不良と子犬」理論というか、そういう理由で、和牛の優勝のハードルは、めちゃくちゃ高くなってしまっているんだと思うんです、視聴者側も、審査員側も。

 

そして今書いたようなことは、やってる本人たちが一番わかっているでしょう。

だからこそ、もうM1で優勝するのは無理、と判断し、M1引退をほのめかしているのかもしれません。

 

と、いうのが僕の考察です。

いかがでしたでしょうか?

伝わったでしょうか?(笑)