こんにちは!
今回は映画「スレイブメン」の感想です。
あらすじはこんな感じ↓
【INTRODUCTION】絶対夢オチなんかに終わらせない!
主演は、「仮面ライダー響鬼」「仮面ライダー電王」の平成ライダー作品に出演し、圧倒的な人気を博した中村優一。
映画、ドラマ、舞台などで活躍し、一度は芸能界を引退するが、2014年に俳優業を再開。
本作では、映像オタクで気弱なヒーローという新境地の役に挑戦している。
ヒロインには、映画やドラマで活躍する新進女優の奥田佳弥子(『血まみれスケバンチェーンソー』)。
しまだとは敵対する学生時代の同級生に阿部亮平(『SCOOP!』『HiGH&LOW』)。
そして、スレイブメンのマスクを狙い、しまだを追い詰める男にベテラン俳優・津田寛治が扮し、作品を盛り上げる。
監督・脚本は、独特な世界観のエンターテインメント作品を作り続けている我らが井口昇監督。
海外映画祭での評価も高く、常に新作を待望される監督の一人である。
絶対、夢オチなんかに終わらせない! -報われない愛と過酷な運命に翻弄されながらも1人の少女の運命を変えようと奮闘するスレイブメン。
そして待ち受ける衝撃の結末。
世界で一番悲しくて虚しいヒーローの孤独な戦い、そして愛の物語がここに誕生したー。
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むちゃくちゃなお話です。
ヒーローが歴史改変をして敵の存在を抹消するという「いやそれ卑怯じゃない?」という特殊能力で悪を倒す(?)時点で無茶ですが、そんな最強能力の割にルールが適当と言うか。
改変された後の世界も妙にご都合主義だし(笑)
というかそもそも、ヒーロー(主人公)が行う歴史改変が基本、「美少女と仲良くなりたい!」という私利私欲のためのものなので、「なんかなあ・・・」となってきます。
この時点で視聴モチベーションはだだ下がりです。
すべてが安っぽいし(血の演出とか、YOUTUBERでももっとましな編集するぞ・・・)、キャストの演技も、なんかねえ・・・、と。
なんですが、実はこれにはすべて理由があったんです。
実はこの世界は美少女の妄想世界で、キャラクターたちは全員彼女の想像の産物、歴史改変とは彼女がベストな妄想をするためのリセットだった!のです。
「おお、そうかそうか!そういうことだったのか!」とかなり落ちていた視聴モチベーションがここでいったん持ち直します。
しかし、それは一瞬のことで結局視聴モチベーションは最終的に地の底まで落ち、最後まで戻ることはありません。
この後のあまりにもありえない、作中ルールを無視した、究極のご都合主義展開のせいです。
これはいくら井口昇作品とはいえ、さすがにいただけない。
これはあまりにもひどい。
今までの物語は何だったんだ!という話ですよ。
結局何も救われていないし。
申し訳ないですが、駄作と言わざるを得ないでしょう。