こんにちは!
今回は「ハピネスチャージプリキュア」の感想です。
・あらすじ
2014年の『プリキュア』のメインモチーフは、ズバリ「おしゃれ」!
シリーズ10周年目にして11作目の“プリキュア"は、みんなを幸せにするために戦います!
合言葉は「ハピネス注入! 」
本作の主人公はキュアラブリー・愛乃めぐみ。特別にすごい能力があったりする訳でもなく、恵まれた家庭に育っている訳でもないけれど、常に自分のため、みんなのために全力を尽くして頑張る女の子です。
自分の中から沸き起こるハッピーパワーを全快にして行動することで、周囲をもハッピーにしていきます。思い通りにならないこともある世の中だけど、自分の心のあり方で世界が美しくなっていくという生き方を体現しています。
ポジティブに、明るく元気に生きていくことが、自分の世界を良きものに変えていくということを、『プリキュア』の活躍を通して子どもたちに伝えていきます!
女の子はオシャレが大好き! 3、4歳の小さな女の子だって、一人前に洋服にこだわりを持つようになります。今回は、そんな女の子のオシャレ心をくすぐる要素をふんだんに取り入れています。
フラメンコダンサーやバレリーナなど特殊能力を発揮できる可愛いフォームにチェンジ! 女の子たちが大好きな「おしゃれ」を変身アイテムのモチーフとして女の子たちの心を引き付けます!
また、イケメンたちとのほんのり淡い恋愛模様は見どころ!
これまで友情、家族の絆などを届けてきたプリキュアシリーズ。今回はそれに加え、ほんのり淡い恋愛模様も描いていく。
プリキュアをサポートするイケメン2人の登場で、揺れる女の子の恋心の行方も見どころのひとつです。
・プリキュア10周年
本作はプリキュア10周年記念作品です。
それがよく出ていたのが「10周年記念メッセージ」。
これは歴代のプリキュアがOP前に登場し、本人ボイスでお祝いメッセージをお届けしてくれる、というもの。
これは上がりますね!
毎回「いったい今日は誰なんだろう」とサプライズ的な楽しみがあります。
・テーマは「愛」
今作のテーマは明確に「愛」でしょうね。
幸せを注入(ハピネスチャージ)してくれるもの、それは「愛」!!
そしてその「愛」に中には「恋愛」も含まれます。
番組中盤では、四角(五角?)関係が展開し、その恋愛問題のせいでプリキュア同士がギスギスするという、なかなかヘビーな物語も。
つまりただ「恋って素晴らしいね!」じゃなくて、「恋愛の重さ・辛さ・厳しさ」も表現されているんです。
そもそも今回の女幹部が悪に落ちたのだっていわば失恋のせいですしね。
まあ、その女幹部は光サイドに転生し、失恋が数百年越しに成就するんですけどね。
ただ、その女幹部が失恋した相手(=神様)を、主人公も好きなんですよね(笑)
で、最終的に今度は主人公がしっかりと失恋・大号泣。
しかし彼女は当然闇落ちはせず、しっかりと恋にケリをつけ、未来に向かっていきます。
と、このように史上最も恋愛に振り回されたプリキュアがハピネスチャージプリキュア、かもしれません。
・ラスボスの衝撃
まずラスボスの一個前・せいじについて語らせて下さい。
主人公のことが好きなものの、彼女は神様・ブルーに夢中。
好意をちらちら見せながら、それを全スルーされる不憫な男・せいじ。
そんな彼はもう一人の神様・レッドにそそのかされ、闇の戦士となります。
この下りでも当然恋愛が絡んで来るんですが、ここは是非見ていただきたい!
どこまでも不憫な男・せいじがやっと(少し)救われます。
そして真のラスボス・レッド。
彼は確信犯的に世界を壊そうとする。
その自分の行為を「理不尽」で「残酷」だと知っていながら。
彼のあまりに深すぎる絶望。
プリキュアの「愛」は彼の絶望をいやせるのか。
いやもちろん最終的にはいやせるんですがね、そこは女児向けアニメですから(笑)
そんなバットエンドで一年の物語を終わらせませんよ?(笑)
ただ、彼の語る絶望もまた、ある意味納得できるものでもあるんですよねえ。
・まとめ
今回の記事は「恋愛」という点にフォーカスしましたが、その要素はシリアス回で出てくる感じですね。
ギャグ回や通常回で言うと、不完全で成長途中なひめちゃんがすごく好きでした。
「ハートキャッチプリキュア」のえりかしかり、こういうテンションの高い青キュア、好きなんですよねえ(笑)