こんにちは!
今回は映画「ニワトリ☆スター」の感想です。
あらすじはこんな感じ↓
雨屋草太(井浦新)と同居人の星野楽人(成田凌)は、深夜のバーでアルバイトをしながら、ひそかに大麻を密売していた。二人の周りには不良たちを陰で操るヤクザの八田清(津田寛治)や、DVの恐怖におびえる覚せい剤中毒のシングルマザーの知花月海(紗羅マリー)といった厄介な人々が暮らしている。やがて、草太と楽人に予想もしなかったことが起こる。
冒頭・成田凌と全裸LiLiCoのセックスシーンに、「あんた映画コメンテーターじゃないの?」「なぜそんな役?」「誰得?」などなど様々な「なぜ?」を感じさせますが(笑)、そこから二人のダラーっとした会話を経て、物語は本性を見せ始めます。
要するにこの映画は、一度闇に落ちかけたけど、実家に戻り堅実にまじめに生き直した井浦新と、闇の世界から抜けられなかった成田凌、この一度は交わったものの対照的な人生を生きた二人の生きざまを通して何かを伝えようとしている。
ではそれは何か?
ここからはかなり個人的な解釈が入りますが、それは「家族を大切にしろ」だったりするんじゃないかな、と。
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家族、という点でも二人は対照的なんです。
井浦は実家のお好み焼き屋を継ぎ、両親と仲良くやっている。
一方、父親から虐待を受けていた成田は、疑似家族を作り、自分が父親(的存在)になり、最後は母親を許す。
そして、最後の最後でまた二人の人生は交わり、新しい家族が生まれる。
結局彼らは最後にどちらも家族に帰着していくし、そこにこそこの映画の伝えたいことがあるんじゃないかなあ、と。
だからこその「家族を大切にしろ」なのです(笑)