こんにちは!
今回は「until You come to me」の考察です。
アニメーター見本市で公開された5分程度の短編アニメーション「until You come to me」(UYCTM)。
「エヴァ・Q」の後のシンジ君と思われる登場人物が、アスカやレイや過去について回想する、といった内容なんですが、これが新しく発表された「シン・エヴァンゲリオン 劇場版」のキャッチコピー「さらば、全てのエヴァンゲリオン」と関わっている気がるんです。
この「UYCTM」で重要と思われるシーンを列挙すると、
①4人のアスカ
②2本に枝分かれした線路が一本に戻る(新しいメインビジュアルとも共通)
③フォースインパクトを思わせる世界
④多量のなりそこない
⑤カヲル・ゲンドウのイメージ
の5つ。
このうち、③④⑤があることで、「Qより後の世界」であることはほぼ確定でいいと思います。
それを踏まえた上で重要になってくるのが①②。
まず①からいきましょうか。
・4人のアスカ
シンジ君がアスカのことを思い出すんですが、このアスカは惣流(旧劇・TV)・式波(新劇場版)の二つのアスカが混ざっているっぽいんですよね。
まず明確にわかるのが、一番最後に出てくる眼帯姿のアスカで、これはQのアスカでしょう。
問題は残り三人なんですが、可能性が二つ考えられて、TV・旧劇・新劇場版(序・破)のパターンと、TV・旧劇・漫画版(貞本版)。
これはちょっと絞り込めませんが、重要なのはシンジ君は旧劇やTVのアスカの記憶を持っている、ということ。
これは赤い海と青い海が交互に映し出されることからも間違いないでしょう。
なぜ彼は二つ以上の世界の記憶を持ってるのかはまた別に考察するとして、ここで重要なのは、エヴァの世界は複数存在すると映像で示された、ということ。
そして②です。
ここでは、二つに分かれた線路が一つになる。
つまり、二つに別れた世界が一つに収斂する、ということを示しているのではないでしょうか。
では二つの世界とはなにか。
これは巷で言われている、NOTのある世界・ない世界のことでしょう。
個人的にはNOTのある世界は「TV版の最終回後の世界」(人類補完計画が発動した世界)で、NOTのない世界は「旧劇の後の世界」(人類補完計画が発動しなかった世界)だと思っています。
ただ、じゃあ今までの新劇場版はそれぞれどっちバージョンだったのかは、まだ理解し切れていないので、これはまた別の機会にして、とりあえず今は二つに分かれた世界があり、シン・エヴァでこれが一つになるのではないか、という考察ポイントだけ理解してください(笑)
つまり結論としては、「さらば、全てのエヴァンゲリオン」とはその複数存在する世界を総括し、終わらせるという意思表明なのではないでしょうか。
「そんなことができるのか?」と思っている方も多いでしょうが、実はすでに「あらゆるメディアで展開されたすべてのパラレルワールドに決着を着ける」ことに挑戦している作品があります。
それは同じくロボットアニメである「エウレカセブン」シリーズの最新作「ANEMOE」です。
詳しくはこの記事で考察しているので、気になる方はこちらでチェックしてみてください!
次回は、NOTのある世界とNOTのない世界について考察したいと思います!
(2020.12.26追記)
再見していくつか新発見があったので記事にしました↓
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