こんにちは!
今回は映画「フルメタル・ジャケット」の感想です。
あらすじはこんな感じ↓
ベトナム戦争時、アメリカ海兵隊に志願した青年たちは、サウスカロライナ州パリス・アイランドの海兵隊訓練キャンプで厳しい教練を受けることになる。キャンプの鬼教官・ハートマン先任軍曹の指導のもとで行われる訓練は、徹底的な叱責と罵倒、殴る蹴るの体罰が加えられ続けるという、心身ともに過酷を極めるものだった。さらに連帯責任による懲罰、訓練生の間で行われるいじめなど閉鎖的な空間で受ける社会的ストレスが次々と描かれていく。
ベトナム戦争下における兵士の体験を描いた本作は、前半後半で明確に分かれています。
前半は軍隊内での鬼教官によるあまりにも過酷なしごき。
後半は実際に戦地に赴いた兵士たちの様子を、それぞれリアルなタッチで描きます。
後半ももちろん面白かったですが、自分は前半の方が好きでしたね。
一切の人間味を感じさせず、しごきマシーンと化した鬼教官から投げかけられる罵倒の言葉の数々。
これ、実際にしごかれている彼らはもう判断能力を奪われていますから従順に従っていますが、冷静に見ているこっちからすれば、あまりにも理不尽すぎて笑っちゃうんですよね(笑)
また鬼教官が新米兵士たちにつけるあだ名が一々的確でこれまた笑わせにきてます。
「カウボーイ」「メガネ」などなど、小学生のようなセンスですが、そのなかで異彩を放つほどに面白いのが「ほほえみデブ」。
確かにそのあだ名をつけられた男は微笑んでます、そして、デブです。
それぞれは普通の現象なんですが、それをくっつけるとここまで破壊力のあるワードになるとは。
「ほほえみデブ」。
うーん、秀逸。
ちなみに以前放送してた「ザ・細かすぎて伝わらないモノマネ」でこの「ほほえみデブ」の真似をしていた「みつあみ」というコンビの「バースト」という芸人がいるんですが、彼のモノマネは本当に似ているので「フルメタル・ジャケット」が好きな方は一見の価値ありです(笑)
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