こんにちは!
今回は上野 千鶴子・古市 憲寿 著「上野先生、勝手に死なれちゃ困ります~僕らの介護不安に答えてください~ 」の感想です。
ベストセラー『おひとりさまの老後』を残し、東大を退職した上野千鶴子元教授。帯の名文句「これで安心して死ねるかしら」に対し、残された教え子・古市憲寿が待ったをかける。少子高齢化社会で、団塊世代による負の遺産を手渡されると感じている子世代の先行きは不透明。だとすれば、僕たちが今からできる心構えを教えてほしい、と。30歳以上歳の離れた2人の社会学者の対話をきっかけに、若者の将来、この国の老後を考える。
https://www.amazon.co.jp/dp/B009KZ43AO?tag=hatena-22&linkCode=osi&th=1&psc=1 2020/8/25閲覧
上から目線おばさんと自己中お兄さんの介護や老後、福祉、世代間ギャップ、そして日本社会についての対話です。
なんというか、上野センセは露骨にため息ついて下の世代を「失敗作」と断言しちゃってるし、古市クンはとにかく自分のことしか考えてないし、そもそもこの本での対談の基本テーマである「老いていく親をどうするか?」について、形而上の解決策は示されるものの、具体的に何かの結論が出るわけでもないし・・・。
なんだかなあ・・・という感じです。
でもさすが本を出すだけあって「おっ!」と思う発言もありました。
例えばこれ。
「行政は何してる」って短絡するのは、すごくおかしい。
なぜなら、行政も役人も「助けて」って言わない人には手も足も出せないから。
これはなかなか真理ですよねえ。
これからは「助けて」とSOSを出せる能力も必要なのだと思います。
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