こんにちは!
今回は「関水 撤平・藤原 宏美著「独身・無職者のリアル~果てしない孤独~」 の感想です。
就業せず社会との接点も持たないSNEPはなぜ生まれたのか? 約15年にわたり、彼らの支援を行ってきた著者が他人事では済まされない、孤立のメカニズムを明らかにした一冊。
https://www.amazon.co.jp/dp/B00JAVKUPK?tag=hatena-22&linkCode=osi&th=1&psc=1 2021/1/24閲覧
いやー、恐ろしい。
どんな怪談やホラー映画よりも恐ろしい本でございました。
結婚していない!
仕事もない!
恋人も友人もいない!
頼れる家族もいない!
そして何より怖いのは、未来がない!ということ。
もはや正社員になることは奇跡に近く、結婚どころか恋人ができることが絶望的。
さりとて貯金があるわけでもなく、働かなければいきていくこともできぬ。
でも仕事がない。
というか、そんな生きるために誰でもできるつまんねー仕事をして、年金までなんとか逃げ切って、そこから先はただ生きていくために楽しいわけでもない節約節約の毎日をひたすらすごし、孤独に震えながら死ぬのを待つ。
そんな絶望しか見えない未来(と自分には思えました)が待つ彼ら彼女ら・スネップ(20歳以上59歳以下の在学中を除く未婚の無業者のうち、普段ずっと一人でいるか、家族以外の人と2日連続で接していない人々を指す用語)。
これはよっぽど資産家だとか、親が死ぬほど金持ちとか、そういう一部の恵まれた境遇にある人以外は誰でも陥る状態です。
もうね、あまりにも恐ろしいお話ですよ。
もし自分がこんな八方ふさがりな未来しか残されていない状況に追い込まれたら・・・と想像すると本当に恐ろしい気持ちになりました。
そして、彼ら彼女らの心を蝕む孤独の恐ろしさ。
もはや死ぬまで孤独が待っていると覚悟する地獄。
本当に恐ろしい!!!
そして、この本を読むとすごく結婚したくなりますね(笑)
婚活にやる気を失ってしまった方がいたら、是非進めてあげてください。
あるいは「子供が結婚しなくて困っとるんじゃ・・・」というご両親の方々!
お子さんの枕元に置いておいてみてください。
猛烈に感謝されるか、死ぬほどぶち切れられるか、どっちにしろお子さんに強いダメージを与えられるでしょう(笑)
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