こんにちは!
今回はアニメ「プラネテス」の感想です。
あらすじはこんな感じ↓
時代は2070年代(2075年以降)。人類は宇宙開発を進め、月面でのヘリウム3の採掘など、資源開発が商業規模で行われている。火星には実験居住施設もあり、木星・土星への有人探査計画も進んでいる。毎日、地上と宇宙とを結ぶ高々度旅客機は軌道上と宇宙とを往復し、宇宙ステーションや月面には多くの人たちが生活し、様々な仕事をしている。しかし、長い宇宙開発の歴史の影で生まれたスペースデブリ(宇宙空間のゴミ。廃棄された人工衛星や、ロケットの残骸など)は軌道上にあふれ、実際にたびたび旅客機と衝突事故を起こすなど、社会問題となっていた。
また、地上の貧困・紛争問題は未解決のままで、宇宙開発の恩恵は、先進各国の独占状態にある。このため貧困による僻みや思想的な理由付けによるテロの問題も、また未解決である。
主人公のハチマキは宇宙で働くサラリーマン。主な仕事は宇宙のゴミ「デブリ」の回収作業。いつか自分個人の宇宙船を所有することを夢みている。ゴミ拾いは大事な仕事だと自分を納得させつつ、当初の夢と現実の狭間でこのまま現実を受け入れるか、それとも夢を追い求めるか思い悩む。
谷口悟朗監督作品。
同じく谷口監督の作品である「コードギアスがロボットに象徴される「非日常」アニメを描いた大傑作だとするならば、この「プラネテス」は市井にいきるひとびとの「日常」を描いた傑作アニメだと思います。
(後半では非日常的な描写も多くなりますが)
全26話で一話完結スタイルなんですが、一話もはずれの回がないのがすごいんですよね。
全ての回がきちんと面白い。
個人的に世界で最も面白いと思うアニメ「コードギアス」でさえ「ん・・・?」と思うような回がまれにあったりしますから(R2でルルーシュがひたすら凹んでるだけの話とかね笑)、この打率の高さはすごい。
この記事では、そんな傑作だらけのアニメ「プラネテス」の中でも個人的に好きなエピソードBEST3を発表したいと思います。
(個人的に前期のエピソードの方が好きなことをご了承ください笑)
3位 7話「地球外少女」
「ルナリアン」という、月で生まれた少女との心の交流を描く回。
月で生まれた故のハンデがありつつも、それでも月を愛する少女の心の強さに胸を打たれます。
また、「故郷とは何か?」を考えさせられるお話でもあります。
2位 12話「ささやかなる願いを」
愛煙家・フィー姐さんが喫煙所を求めて右往左往するうちになんやかんやでテロに巻き込まれてしまうお話。
銀魂の土方・煙草回に通じるバカバカしさがありつつも、その裏に「禁煙」を金科玉条のように振りかざす世間をチクリと刺す毒が素敵です。
1位 5話「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」
心中をしようとしてる家族、金儲けのために映画を撮る撮影隊、自分の人生に絶望し事件を起こした男。
この3者が絡まり合うクライマックスの流れは本当にお見事。
特に自分の人生に絶望した男が言う「どうせくだらない人生が待ってんだよ!」という台詞には、正直「ドキッ!」とさせられましたね。
まとめ
これ以外にも、金持ちのボンボンがくそ野郎っぷりを存分に発揮し、盛大にイライラさせてくれる話とか、エセ忍者外国人のドタバタエピソードとか、最終回の素敵すぎる告白とか、おすすめの回だらけです。
面白いアニメが好きな方は絶対見た方がいいです!
おすすめ!!
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