こんにちは!
今回は映画「日日是好日」の感想です。
あらすじはこんな感じ↓
季節のように生きる。
「人生のバイブル! 」ロングセラー・エッセイを映画化!
黒木華、樹木希林、多部未華子の初共演で贈る、一期一会の感動作。
★黒木華、樹木希林、多部未華子の初共演で贈る、一期一会の感動作がここに誕生。本作が惜しくも樹木希林の遺作に。
★2018年度賞レースを席巻! 日本アカデミー賞、報知映画賞、日刊スポーツ映画大賞、キネマ旬報ベスト・テンなどで数多くの賞を受賞!
★59万部突破! 「人生のバイブル」多くの読者を救った、森下典子のロングセラー・エッセイを映画化!
★監督は『さよなら渓谷』『まほろ駅前多田便利軒』の大森立嗣!
★劇場大ヒット! 観客動員数100万人突破! レビューサイトでも☆3.8~4.0と高得点をマーク! 史上初のお茶の映画に共感・絶賛の声多数。
★静かなお茶室で繰り広げられる、驚くべき精神の大冒険。掛け軸・茶碗・茶菓子などの美術や小道具にこだわり、「茶道」の素晴らしさを丁寧に表現。
ストーリー
真面目で、理屈っぽくて、おっちょこちょい。そんな典子(黒木華)は、いとこの美智子(多部未華子)とともに「タダモノじゃない」と噂の武田先生(樹木希林)のもとで“お茶"を習う事になった。細い路地の先にある瓦屋根の一軒家。武田先生は挨拶も程々に稽古をはじめるが、意味も理由もわからない所作にただ戸惑うふたり。「お茶はまず『形』から。先に『形』を作っておいて、後から『心』が入るものなの。」と武田先生は言うが――。青春の機敏、就職の挫折、そして大切な人との別れ。人生の居場所が見つからない典子だが、毎週お茶に通い続けることで、何かが変わっていった……。
https://www.amazon.co.jp/dp/B07NYN74HS?tag=hatena-22&linkCode=osi&th=1&psc=1 2021/1/26閲覧
良い映画でしたねえ。
日常の大切さを思い出させてくれる映画というかね。
自分でやってみたいとは思いませんでしたが、茶道の意味や奥深さの片鱗が見えた気がします。
茶道の意味とは、日常の中にある季節の変化を見つけ、それを受け入れ、楽しむことなのではないかと、この映画を見て感じました。
映画の中で主人公は何十年という時を生きます。
それは長く感じるかもしれませんが、それは一日一日の積み重ねなんですよね。
一日が積み重なって一か月になる。
一か月を三回繰り返して一つの季節。
四つの季節が一年になる。
その一年の繰り返しが一生になる。
一日として同じ季節、同じ日はない。
茶道も同じで、同じことを繰り返しているようでも、その日その日の変化に合わせて丁寧に少しずつどこかを変化させている。
そんな当たり前の工夫の大切さを思い出させてくれるいい演出でした。
着々と積み重ねていくことで得るものがある。
それが人生、なのかもしれませんね。
また今回のメインを務める三人の女優さんが素晴らしい!
多部未華子さんはともすればステレオタイプになってしまいそうなキャラクターを、きちんと生きた人間として表現してくれました!
黒木華さんは言わずもがなの素晴らしさ!
彼女はもうこの年にして大女優の風格を纏っているというか、ほんと良い女優さんですよね。
地味な女性なんだけれどもきちんと主人公なんですよね。
そして真の大女優・樹木希林さん!
いやー、もうね、素晴らしいとしか言いようがない!!!
もう彼女の演技は、もはや演技に見えないという達人の境地に達していますよね。
ほんとうに「その人、素のまんま」にしか見えない名人芸。
スペクタクルな面白さがあるわけではありませんが、しっかりと「日常」の素晴らしさを伝えてくれる作品でした!
なお余談ですが、最初の20分くらい樹木希林さんが怖くて怖くてしょうがなかったです(笑)
礼儀のなってない若者である主人公二人に「アウトレイジ」並みにぶち切れるんじゃないか、と(笑)
でも心の底まで穏やかなおばあちゃん役で安心しました。
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