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渚カヲルは碇ゲンドウのクローンなのか? 加持リョウジとの関係性は? 「シン・エヴァンゲリオン 劇場版」 考察

こんにちは!

 

今回は「渚カヲル」について考察します。

 

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今回の「シン・エヴァンゲリオン 劇場版」で一番「???」となったシーンが「渚カヲル司令」の部分ではないでしょうか?

 

この部分がそもそも心象風景なのか、それとも現実なのか、現実だとしたらいつ、どの世界線の話なのか、非常に謎な部分であります。

この部分はたぶん答えは出ないので、まずとにかく可能性を羅列していきたいと思います。

 

可能性① 破とQの間

一番ストレートに考えると、破とQの間に起きた出来事なのかな?となりますよね。

ただ、ネルフ本部に碇ゲンドウと同じ格好をしてカヲルがいて、その後に海洋研究所で加持とカヲルが語らっている、その空は青空なんですよね。

破以降で加持が生きていることを考えると、ニアサードとサードインパクトに間でしょうが、その間にあんな澄み切った青空にはならないと思うんですよが・・・。

ただこの二つのシーンがシームレスに繋がっているものと考える根拠もないわけで・・・。 

 

rimokongetao.hatenablog.com

 

 

可能性② 渚カヲルネルフの司令官だった世界

実は「破」後のQ予告において、既にネルフの司令官の服を着、綾波シリーズに何かを告げるカヲル君が一瞬写っている(らしい)んですよね。

ということは、少なくとも渚カヲルネルフの司令官だった事実は存在するようなんですよね。

ここら辺はしっかり考察している人がいるので調べてみて下さい。

 

特にこの動画がおすすめです↓

 

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可能性③ 渚カヲルがヴィレの司令官だった世界

もしかしたらヴィレの設立に渚カヲルが一枚噛んでいるのかもしれません。

ネルフでもなく、ゼーレでもなく、ヴィレ。

それはネルフやゼーレではシンジを幸せにできないと悟り、加持リョウジと協力することを選んだからなのかも、しれません。

 

可能性④ 渚カヲルがゼーレの司令官だった世界

実はゼーレのメンバーは渚カヲル司令の指揮の下で動いていた、という可能性もなきにしもあらずですよね。

(まあないとは思いますが笑)

加持はネルフと同時にゼーレにも通じているので、あの邂逅はそういうことなのかもしれません。

 

あるいは、ゼーレというのは全員渚カヲルの別人格というか、世界Aの渚カヲル、世界Bの渚カヲル、世界Cの渚カヲル・・・と言ったように、環境も人格も違う別周回の渚カヲル同士が結託しており、その総司令官である渚司令もまた渚カヲルである、とか?

 

さすがに妄想が過ぎますかね(笑)

 

rimokongetao.hatenablog.com

 

 

可能性⑤-A 碇ゲンドウのクローン=渚カヲル

最近ネットで一定数見かける意見が、渚カヲルとは碇ゲンドウのクローンなのだ、という説。

もちろん渚カヲルという存在の魂自体は永遠のループを繰り返しているわけですから別物なわけですが、その魂の入れ物である肉体は碇ゲンドウのDNAを元に作成されたのではないか、ということですね。

 

この渚カヲルの肉体は碇ゲンドウのDNA情報を元に作成されたという説は、新世紀エヴァンゲリオンの頃からあった、実はけっこうよく聞かれているものなんですよね。

 その根拠として考えられるのは、綾波レイ渚カヲルが対の存在として考えられる、ということ。

目の色も赤ですし、身体が白いのも似ています。

そして綾波レイ碇ユイの情報を元に作られた存在であるのに対して、渚カヲル碇ゲンドウの情報を元に作られた存在であるとすれば、うまく対応関係になります。

 

さらに「破」でゲンドウに向かって放った「はじめまして、お父さん」という台詞。

これはネタで「おとうさん」とは「お義父さん」であり、「碇シンジと結ばれる宣言である」とされることもあるわけですが(笑)、今回の「シン・エヴァ」を踏まえると自分の肉体の提供元=父親ということだったのかもしれません。

 

   

 

可能性⑤-B 碇ゲンドウの別人格説

これは様々な整合性は無視し、あくまでも碇ゲンドウの別人格のメタファーというか、あそこの部分は現実ではなくあくまでも象徴的なシーンに過ぎない、ということですね。

シンジが「父さんとカヲル君は似ている」と言っていたように、二人にはピアノが好きだったり、様々な現象を見通す幅広い知識を持っていたりなど、共通点が多いんですよね。

 

 

rimokongetao.hatenablog.com

 

 

ただ違うのが碇シンジの取り扱い方。

シンジを徹底的に拒絶したのがゲンドウであり、シンジを徹底的に肯定したのがカヲル。

 

そしてそのシンジを利用することをサポートしたのが冬月であり、シンジを幸せに導く手助けしたのが加持。

そういう対立する方向性でのサポート役としての側面を示すために冬月と似たような構図で加持が出てきた、ということなのかもしれません。

そういう意味で考えれば、碇ゲンドウ

 

 

可能性⑥ 心象風景

なんだかんだ書いてきましたが、たぶんあそこは心象風景なのだと思います。

加持が生きているから時系列的にはQ以前のはずなのに、Qで起きるカヲルが13使徒になる話をすでにしていますしね。

ただカヲルが加持のことを「りょうちゃん」と呼ぶほど親しい関係性になっているのはなぜなのか?

加持も実はカヲルと一緒にループをしていたのか、それともゴルゴダオブジェクトの中で既に死んだ存在である二人は対話を繰り返し、交流を深めていたのか。

 

少なくとも新劇場版の従来の描写の中では、二人が交流を持つような描写はまったくなかったわけですが、もしかしたら上記したように、ひそかにカヲルは加持を手助けしていたのかもしれませんね。

 

 

 

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さて、最後に自分なりの結論を示したいと思います。

 

それは

①カヲルが司令服を着ているシーンは、破とQの間に実際に起きたこと

②カヲルは一時ゲンドウの代わりにゼーレの司令となっていた

③カヲルの肉体はゲンドウの情報を元に作成されたもので、そういう意味ではクローンと言える

④海洋研究所で加持とカヲルが話すシーンは心象風景

 

といったところでしょうかね。

 

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