こんにちは!
今回は上橋菜穂子作「鹿の王」の感想です。
あらすじはこんな感じ↓
強大な帝国から故郷を守るため、死兵となった戦士団<独角>。その頭であったヴァンは、岩塩鉱に囚われていた。ある夜、犬たちが岩塩鉱を襲い、謎の病が発生する。 その隙に逃げ出したヴァンは幼い少女を拾うが!?
https://www.amazon.co.jp/dp/4041018889?tag=hatena-22&linkCode=osi&th=1&psc=1 2020/12/30閲覧
上橋菜穂子さんの作品は「守り人」シリーズや「獣の奏者」シリーズなどだいたいの作品は読んできました。
基本的に彼女の作品は古代~中世アジアを舞台にしたような和風ファンタジー作品。
今回も具体的な時期や舞台は不明ですが、世界観的にはいつもの彼女の書く作品だなあ、という感じ。
ただ、作品としてはあまりノれなかったですね。
つまらないとまでは言いませんが、面白いか?と言われると「・・・。」という感じ(笑)
ものすごく感覚的な話になってしまうのですが、今までの彼女の作品は読んでいて頭の中に作品世界が広がるというか、風景が見えてとても想像力をかき立てられたんですよね。
それに対し今回の作品はその「風景」が見えてこないんですよね。
登場人物も正直誰が誰だがよくわからないまま最後まで行ってしまったというかね。
ただ、色々なサイトや書評での評判はとても良く、なにせ本屋大賞まで取ったんですから、傑作なのは間違いがないんでしょう。
なので、この作品の評価は似たような類をどれだけ読んでいるか、いわば読書に対するリテラシーがどれだけあるのか、に左右されるのかもしれませんね。
もっと読書経験値を積んで、再度挑戦したいと思います。
なほこちゃーん、待っててねっー!!!
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