こんにちは!
今回はドラマ「神牙 JINGA」の感想です。
あらすじはこんな感じ↓
魔戒騎士・御影神牙は相棒の魔戒法師・楓沙、弟の刀眞とともに、人間の邪心である“陰我"を抱え
た者に憑依するホラーを討伐していた。
魔戒騎士としての腕前は確かな神牙だが、自身の家族の身に起こったある事件がトラウマとなり、元
々人間だったホラーを斬ることを躊躇するようになってしまう。
ある時、ホラーとの戦いで深い傷を負ってしまった神牙。
それ以降、神牙たちの身の回りで不思議なことが起こり始める。
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「GARO GOLD STORM 翔」より登場した悪役キャラクターにして、下手したら主人公よりも人気の男・ジンガ。
劇場版でも復活し、舞台では主演し、さらには主役ドラマも作られる。
やはりダークヒーロー(なのか?)は人を惹きつけるものがありますよね。
そんな悪役を主役にした、「GARO」シリーズのスピンオフ的な立ち位置の本作ですが、これが非常に面白かった!
以下、面白かったポイントを語ります!
・スピンオフゆえの非王道ストーリー
まず主役が悪役だから、物語の行く末がわからない!
これが良い!
GAROシリーズは絶対的な正義の黄金騎士・牙狼が主役ですから、途中にどんなにハードな出来事が起ころうとも最終的には主人公が大勝利を収め、すべてが丸く収まるんだろうなあ、と予測がつくわけで。
しかし、本作は元々敵が主役ですから、予定調和も何もあったものじゃない。
どこにたどり着くのかも、全然予測が立たない。
だからこそ毎回ハラハラドキドキして見れましたね。
・徹底してダークでミステリアスな世界観
暗く、陰鬱な世界観も好みでした。
こう人間の負の面と言うか、どろどろした感情をまざまざと見せつけてくる感じがすごくダークで、これぞ大人の特撮・牙狼だからこそできることだな、と。
そしてもう一つの魅力は「謎」ですね。
本作の主人公の二人のジンガ(善人=白ジンガ、悪人=黒ジンガ)。
白ジンガの前に時々現れる黒ジンガの正体は?
白ジンガの持つ、ホラーを人間に戻す力の正体とは?
役者が同じである、アルヴァとアミリの関連性は?
そういった、シリーズを通してみていると感じる謎の正体が徐々に明かされていくのも良かったですねえ。
・黒ジンガと白ジンガの関係性
次第に黒ジンガの人格に飲み込まれていく白ジンガ。
白ジンガの正体は、実は黒ジンガの転生した後の姿(リュウガのことを話しているので、記憶も継承している模様)だったわけですが、結局黒ジンガの人格(前世の人格)に乗っ取られてしまった・・・。
なんというか、かわいそうな奴だなあ、白ジンガ(笑)
というか、カルマが強すぎるぞ、黒ジンガ!!
あと、黒ジンガが転生したのは良いとして、アルヴァになっていたアミリは結局何だったんだ?(笑)
ここら辺は舞台を見ればわかるんでしょうかね。
(これとは別のやつですね↓)
・まとめ
「大人の為の特撮ドラマ」と呼ぶのがしっくりくる一本ですね。
暗く、エグく、でもどこか美しさと特撮の美学がある、そんな作品です。
可能ならば「GOLD STORM」と「劇場版 神ノ牙」を見てからの方がより楽しめると思います。
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