こんにちは!
今回は山田 ルイ53世著「一発屋芸人の不本意な日常」の感想です。
あらすじはこんな感じ↓
「テレビ局に、入れません」
自ら「負け人生」と語る日々をコミカルにつづった、切なくも笑える渾身のエッセイ。
ある日は地方営業でワイングラスに石を投げられ、ある日はサインをネットで売られる。またある日はファンでもない人からゴミにサインを書いてと頼まれ、たまのキー局の特番では一言もしゃべれずひな壇をあとにする……。
ヤフートップニュースを幾度も賑わわせたwithnewsの大人気連載が、大幅改稿・加筆されて待望の書籍化!
なりたい自分になれなかった、すべての人へ
≪ 山田ルイ53世さんからのコメント≫
一発屋は、人生のしおり、記憶のポストイット。入学、卒業、結婚、出産といった人生の節目の場面には、
「そういえば、あの頃はあの芸人のギャグが流行っていたなー……」と必ず僕達の姿があります。この本もそうなれば幸いです。
相変わらず、彼のコンプレックス満載の文章は面白いですねえ。
時間と暇のありあまっている人間特有の(自分含む)考えすぎ、気にし過ぎ。
そこをウジウジと思い悩むのではなく、エンターテインメントとして笑いに昇華するところが非常に素晴らしい。
いつか、こういう文章を書けるようになりたいもんです。
例えば、自分たち一発屋芸人について書いた文章はこうです。
「人々の記憶に、日常に寄り添う存在、言うなれば人生のしおり、それが僕たち一発屋芸人である。」
人生のしおり。
例えば「ああ、あの年はルネッサーンスが流行ったっけなあ。その時はまだ学生だったなあ」みたいに、時代と関連して思い出すことができるのが、一発屋芸人。
常時売れている、例えば明石家さんまはいつもテレビに出ているので、特定の時期とは結びつきませんからね。
一発屋芸人=人生のしおり、皆さん覚えて帰ってください。
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