こんにちは!
今回は「M-1 2021 アナザーストーリー」の感想です。
この「アナザーストーリー」を見て感じるのは、2021年大会はお笑いエリート・オズワルドVS泥すすり逆転人生・錦鯉の一騎打ち。
そこに既に芸人として一度売れ切ったハライチが刺客として現れ、大会を盛り上げて華麗に去っていく、というストーリー。
そういう大会だったんだなあ、と。
始まる前の見立てでは圧倒的な優勝候補であったオズワルド。
吉本にも期待される次世代漫才師であり、吉本であるがゆえに漫才のステージにはいつでも立てる。
M1当日も別のステージに立って直前まで客前でネタを調整している光景は、常に複数の劇場を抱えている吉本ならではの光景だなあ、と思いましたね。
そんな彼らが、いかに今回のM1を本気で取りに来ていたのか、それも伝わりました。
布石は万全。
準備は万端。
そんなストイックな彼らの前に現れたのが、蛇行しまくった芸人人生を送り続けた錦鯉。
かつて吉本に所属していたものの今はソニーに移り、コンビも解散し、ギャンブルに明け暮れ、親に迷惑をかけ・・・。
そんな泥をすすり続けた彼らが結局、優勝してしまう。
優勝を奪われてしまうオズワルドの哀しさ。悲哀。
おそらく多くの番組は、紆余曲折あって最年長で優勝した苦労人M1王者という切り取り方をするでしょうし、この番組もそういう部分が多少ありました。
が、やはり最初をオズワルドで始めたところに、本来主役になれるはずだったところから突き落とされたオズワルドの悲しさ、そしてただ王者だけにフォーカスしない、敗者もいてこそM1という姿勢を感じました。
あと毎回思うんですが、もっと長くやってくれ!(笑)
あと2時間はほしいぞ!
まあ、そこら辺はDVDで、ということでしょうかね。
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