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人が死にまくるエッセイ これやこの サンキュータツオ随筆集  感想

こんにちは!

 

今回はこれやこの サンキュータツオ随筆集  の感想です。

 

 

あらすじ↓

サンキュータツオ初めての随筆集。もちろん寂しい、もちろん哀しい、でもそれだけじゃない。 幼少時代から現代までの「別れ」を綴る18篇

 

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非常に面白いエッセイでした。

一応芸人のエッセイですが、笑いを取りにいくような感じはゼロ。

サンキュータツオが感じたことを、繊細な描写で切り取った、まさに随筆。

エッセイということもできるでしょうが、どちらかというと随筆って感じ。

漢字の方がしっくりくるというか。

 

   

 

とくに表題にもなっている「これやこの」は素晴らしかった。

「笑い」とは何か。

「芸人」とは何か。

「落語」とは何か。

 

そして「芸」とは何か。

そういったことを、生と死の狭間で揺れる二人の落語家と、イベント主宰者という形で向き合った彼の正直な心情と共に語られていて、素晴らしかった!

 

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ただ!

たぶんサンキュータツオの意図していないところで自分は笑ってしまいました。

それはこの随筆、ほぼ必ずどこかで人が死ぬんですよね。

その法則に6編目あたりで気づいて。

そこから「この話も誰か死ぬんじゃないの? はい、死んだ!やっぱり死んだ!」とか、「おいおい、この流れで言うとこの人死んじゃうんじゃ・・・。うわ、死んじゃったよ・・・」みたいな感じで、「来るであろう死」に怯えながら後半は読んでいました。

そしてあまりにも人が死にまくるので、最後の方はちょっと面白くなってしまいました(笑)

 

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