こんにちは!
今回は佐々木禎子作「札幌あやかしスープカレー」 の感想です。
あらすじ↓
からだの芯から元気が出る、
特別なスープカレー、あります。
札幌市中央区の中堅私立皇海高校に入学した達樹は、とある理由から、人とのコミュニケーションが苦手だが、人なつこいクラスメイト、ヒナと友達になる。ある日の帰り道、自分をつきとばしていった見覚えのある人物を追いかけていくと、隠れ家のようなスープカレー屋にたどり着いた。その店で出された“特別なひと皿”を食べた達樹には、小さな異変が起こり……。
少し不思議で元気が出る、美味しいハートフルストーリー!
https://www.amazon.co.jp/dp/4591159353?tag=hatena-22&linkCode=osi&th=1&psc=1 2022/4/28閲覧
なかなか予想外の展開をたどった作品でした。
自分は佐々木禎子さんの作品を読んだことがなかったので、後半で一気に設定が明らかになる場面で驚きましたね。
「え、そういう話だったの!?」と(笑)
ただ物語というか、登場人物の高校生達の心情はかなりリアルだなあ、と思いました。
近づいたり、離れたり。
相手を気遣ったり、過度に先回りしてしまったり。
空気を読もうとしすぎてしまう思春期って、そういうことありますよね。
だから妖怪だったり怪奇現象だったりっていう非現実的な部分と、高校生たちの心情というリアルな部分と。
そこが同居しているのが面白いなあ、と。
もちろん内容自体も面白いですけどね!(笑)
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