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こち亀 123巻は名作エピソードが多すぎる!

こんにちは!

 

今回は「こち亀 123巻」のお話です。

 

 

あらすじはこんな感じ↓

 

「お兄ちゃん、19年間どうもありがとう!」本田最愛の妹・伊歩が結婚。大ショックの本田は、引退したはずの暴走族に逆戻り…。結婚式当日、伊歩は幼い頃に兄が買ってくれたおもちゃの指輪で指輪交換を行い…。「伊歩の結婚の巻」他8編を収録

 

 

 

 

 

まず4年に1回、オリンピックの年にだけ登場する男・日暮の定番エピソードからスタートする、こち亀 123巻。

この巻がとにかく名作エピソードが多いんです!

 

泣ける!

 

感動する!!

 

心を震わせられる!!!

 

 

名作エピソード① 檸檬が泣いた日の巻

これはこち亀が時々放つ「正論エピソード」の一つですね。

 

必死に世話をしていたハムスターを遊び半分で惨殺されてしまった檸檬

檸檬を悲しませた人間を赦して置けるわけもない両さんは、警察をクビになる覚悟で犯人の高校生たちをぼこぼこにします。

 

   

 

そして彼らを改心させた後、檸檬の元に謝罪に行かせます。

(ここで両さんもボロボロになっているのにも注目)

 

こち亀文庫 19 (集英社文庫―コミック版)

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  • 作者:秋本 治
  • 発売日: 2010/03/18
  • メディア: 文庫
 

 

ここで人前で泣かない檸檬がボロボロと泣きながら言う

 「ハムちゃんたちは必死に生きてたんだよ・・・」

「それなのになんで・・・ なんで」

「あんたたちも踏みつぶされればいいんだ!」

 

 これが心に沁みますよね。

いつもは冷静で大人顔負けの檸檬ですが、そもそもは幼稚園児。

 

そんな彼女の、生き物を無残に殺害する人間の悪意に対するストレートな怒りに、涙です。

 

 

名作エピソード② 本田の幸せ・・・の巻

 

 

妹のことが大好きすぎる本田君。

そんな彼の妹が結婚をすることになり本田君は大ショック。

ショックのあまり彼は元いた暴走族に逆もどりしてしまいます。

そんな彼を止めるために、妹は婚約者と別れ本田の前に現れて暴走族をやめるよう懇願します。

 

その時の本田の台詞が泣けるんです。

 

「別れるんじゃない!結婚しろ!」

「妹の幸せを・・・願わない兄がこの世にいるか!」

「で、でも・・・ なぜか 涙が・・・ 涙が・・・ 涙が・・・」

「口惜しくて・・・ 口惜しくて・・・ 口惜しくて・・・ 」

「幸せに・・・なるんだ・・・ぞ・・・」

 

 

本田と彼の妹の関係性は兄妹というよりは、父と娘のような感じですからねえ。

 

妹(娘)の幸せを祝う気持ち。

妹(娘)がほかの男の元へ行ってしまう悲しさ。

 

全娘を持つお父さん大共感のエピソードだと思います。

 

 

名作エピソード③ 伊歩の結婚の巻

 

 

表題作であり、「本田の幸せの・・・の巻」の続編となるお話。

今回も兄と妹(というか父と娘)の愛情がたっぷりと描かれます。

 

「お兄ちゃん、19年間ありがとう」

「私、幸せになります・・・」

台詞自体はよくあるものですが、この時、妹が結婚相手と交換する指輪が、兄が子供の時駄菓子屋で買ってくれたもの、というのが泣けますね。

 

完全に結婚式のスピーチの親子のようなテンションの兄と妹ですが、本当の親父は仕事がいそがしいということで、結婚式にバイクを持ち込んで修理しています(笑)

 

損する結婚 儲かる離婚(新潮新書)

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まとめ

もしこち亀初心者に勧めるとしたら絶対候補に入ってくるであろう名巻です。

是非、ご一読を!!