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レイシストを必殺しばき映画 「シュシュシュの娘」 感想

こんにちは!

 

今回は映画「シュシュシュの娘」の感想です。

 

 

レイシズム✖︎忍者という題材の掛け合わせの妙がまず良い。

民度が終わっている寂れた地方都市。

その閉塞感。

最低限の文化的な生活は保障されているけど、それだけ。

生活するだけの街で生きている主人公の緩慢な絶望。

 

 

そんな緩やかな絶望を終わらせるのは、自分自身が行動すること。

誰も変えてなんかくれないから、自分が変わるしかないねえだろ!というマインド。

 

それが今回は忍者として平凡であるが故の邪悪な奴らを倒すことだった、というこのトンチキ具合も素敵。

 

そして基本的には鬱々とした嫌な世界観ですが、最後の最後に忍者として悪を成敗する、というスッキリ具合も良かった。

その敵が全方位的に救いのない、小市民のレイシストというのもクレバー。

 

 

AI崩壊や聖地Xが正直つまらなかったことを考えると、入江監督はもうこういう地方でウジウジしてる奴が行動を起こすことでちょっと変わる系映画職人になれば良いのではないだろうか。

柳下さんがいうところの地方映画の案件なんていっぱいありそうですから、日本全国の何もない地方都市を巡るさすらいの監督になったほうが幸せなのでは。

 

 

 

ま、彼はジャンル映画監督になることを志向しているようですが。

でもその素養が彼に果たしてあるのかどうか。

 

 

 

おしまい!