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映画クレヨンしんちゃん 謎メキ! 花の天カス学園 感想

こんにちは!

 

今回は「映画クレヨンしんちゃん 謎メキ! 花の天カス学園」 の感想です。

 

 

あらすじ↓

“カスカベ防衛隊"全員で“天カス学園“に入学することを密かに夢見ていた風間くん。しかし、しんのすけはそんな思いを全く知らずに
風間君の足を引っ張るばかり。我慢の限界を超えた風間くんは大ゲンカの末に「お前とは絶交だ! 」と飛び出してしまう!
心配になり探しに出たしんのすけたちは、壊れた時計塔の中で倒れている風間くんを発見! そのお尻には奇妙な噛み跡が…。
翌朝、目を覚ました風間くんはなんと! 究極のおバカに変貌していた! ! 学園では正体不明の「吸ケツ鬼」に襲われた生徒が突如おバカになる怪事件が
多発していたのだ! 「カスカベ探偵倶楽部」をケッ成し、事件の真相に迫るしんのすけたち。迷推理の先に見つけたものとは! ?
そして、ケツ裂したままのしんのすけと風間くんの友情の行方は―! ?誰も予想できない衝撃のケツ末があなたを待ち受ける! !

 

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クレヨンしんちゃんの映画も多くの作品がありますが、今回はミステリー!

けっこう真剣に犯人は誰か考えてしまいましたね。

予想、外れてたし(笑)

ただしんちゃんがひらめくとおしりが波打つ(?)とか、すかしっぺの犯人を捜すとか、なんかこう、おしり○んていを想起してしまう部分がちょっとありましたね(笑)

 

さて、内容としてはエリート学園で巻き起こる騒動が描かれます。

このエリート至上主義の学園は、非常にカリカチュアされていましたが、それゆえに現実をある意味反映しているといいますか。

一回上まで上り詰めてしまえば、多少のルール破りは見逃される。

あるいは下に落ち、もう這い上がれないと分かってしまえば、頑張ろうという気力もなくなり、真面目に生きる気がしなくなる。

しかもそれが中学という学歴社会の出発点のような部分で描かれる。

 

これは難しく考えれば、学歴なり持って生まれた才能なり、そういったもので一回下に落ちてしまえば二度と這い上がれない格差社会を表している、と考えることもできます。

それと同時に、上にいる人間も常に勝ち続けなかれバいけないという競争にさらされ続け、メンタルに負担がかかる非人間的な社会の象徴である、とも考えられるかもしれません。

 

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子供向け映画でそんなことまで考えてないよ!という声もあるでしょうが、しんちゃんの映画って意外とそういうところ裏テーマにしてたりするんですよね。

 

さて話を変えて、裏ではなく表のテーマとしては「しんちゃんと風間くんの友情」ですよね。

今回の映画を見て感じたのは、風間くんて意外とみんなのこと好きだよね、ということ。

彼がみんなにうざいくらいはっぱをかけて勉強させようとするのも、みんなと離れ離れになるのが嫌で、みんなと一緒にエリート校に進学したいから。

そこで自分が下(?)に降りるという発想ができないところが風間くんらしさではありますが、それでも彼は彼なりにみんなのことを考えているのでしょうね。

 

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また今まで見過ごしていた部分なんですが、風間くんはしんちゃんのことだけ「しんのすけ」と呼び捨てにするんですよね。

他のみんなは「くん」や「ちゃん」をつけるのに、一人だけ呼び捨て。

もちろん最初はエリートキャラとしておバカなしんちゃんをバカにするという表現だったのでしょが、ここまで関係性が深まってくると、また別の意味を持ってくるように感じられますよね。

 

そう考えると、公開当時の宣伝でアピールされていた「友情・学園・ミステリー」という要素、全部ちゃんと表現されていましたね。

お見事!!!

 

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