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脚本・劇団ひとり! 映画「爆睡! ユメミーワールド大突撃」 感想

こんにちは!

 

今回は映画「爆睡! ユメミーワールド大突撃」の感想です。

 監督 高橋渉 脚本 劇団ひとり 高橋渉

 

あらすじはこんな感じ↓

 ある日、巨大な魚に呑み込まれる夢を見たのをきっかけに野原一家を始めとする春日部市民たちは夢の中で巨大魚の体内にある不思議な世界「ユメミーワールド」に迷い込む。

その世界ではやりたい事が自由にできるということで二度目の時、市民たちは自分の夢に浸っていくが、その中で大人たちのは小さく不完全な夢で謎の生き物によって奪われて魚の体内に放り出されてしまう。

魚の体外は地獄のような世界で次々と現れる恐ろしい出来事=悪夢にうなされた大人たちは次第に元気を無くし、日が経つにつれて子供までもが夢を奪われて悪夢ばかり見るようになってしまう。

 

それに気づいた野原しんのすけ達カスカベ防衛隊は原因を探るため、悪夢のせいで元気を無くした佐藤マサオの代役として春日部に引っ越してきた少女・貫庭玉サキを仲間に加えて夢の中に入るも、風間トオルが彼女が春日部に来てから事件が起きた事と夢の中で見かけないことで彼女を疑い、後に原因がサキの父親・貫庭玉夢彦であることを突き止める。夢彦は悪夢しか見られない貫庭玉サキのために人々の夢を操っては楽しい夢を奪い取り、そのパワーで貫庭玉サキの悪夢を中和していた。

風間トオル桜田ネネ、ボーちゃんも悪夢を見るようになり、サキとわだかまりが生まれる中、真相を知ったしんのすけはサキの幸せのためにサキの悪夢を獏に食べさせるという作戦を考え、仲間達を救う為、野原一家は揃って夢の中へ入っていく。

 

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%AC%E3%83%A8%E3%83%B3%E3%81%97%E3%82%93%E3%81%A1%E3%82%83%E3%82%93_%E7%88%86%E7%9D%A1!%E3%83%A6%E3%83%A1%E3%83%9F%E3%83%BC%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%89%E5%A4%A7%E7%AA%81%E6%92%83 2019/10/22閲覧

 

 脚本をあの劇団ひとりが担当していることでも話題になった本作。

陰日向に咲く (幻冬舎文庫)

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結論から言えばすごく良い作品でした!

 

まず全編を貫くテーマとして「母親」があります。

「ロボとーちゃん」が父親の映画だとするなら、これは母親の映画ですね。

 

サキは母親を亡くしています。

それは父親の実験の事故が原因です。

しかし、彼女はそれを自分のせいだと思いこみ、それがずっとトラウマとして残っています。

 

悩んでいた母親が一瞬で救われた子育ての話

悩んでいた母親が一瞬で救われた子育ての話

 

 

そのせいで悪夢を見、また夢である友達を作ることもあきらめてしまっています。

(ここの夢のせいで夢が抑圧されるという構造も良い)

 

自分にそんな価値はない、と。

 

しかし、その思い込みから解き放ってくれるのもまた母親(みさえ=しんのすけの母親)なのです。

ここで彼女が語る母親論の感動的なこと!

 

 

 

また最後の最後で、自分の中にある負の感情を消し去るのではく、きちんと向き合うという選択も良い。

 

そういった感動的な場面だけでなく、クレしん映画の定番要素・ギャグも冴えている。

 一番笑ったのが、夢を喰う動物・バクがいよいよ出るか!?というタイミングで出てくるのが、大和田獏(笑) 

 

そっちのバクじゃねえから!(笑)

 

さらに言うと、ヒロシとミサエが子供に戻るためにしたこと、これは絶対に子供には伝わらないギャグ(笑)

これは是非本編で確認してください、ド下ネタですから(笑)