こんにちは!
今回は映画「CATS」のお話です。
評判悪いっすねえ、映画「CATS」。
アメリカでは
『奇妙』
『人間の顔をした小さなゴキブリ』
『心をざわつかせる』
『ホラーであり、忍耐テスト』
『身の毛のよだつ』
『退屈』
『恐ろしい人間もどき』
『ゾワゾワするほど人間っぽい』
『悪夢のような解剖学のレッスン』
不浄で、これまで知られてなかったポルノのジャンル
『キャッツ』を0~5点で評価するとしたら、玉ねぎ
そもそも、なんで毛皮の上に毛皮のコートを着ている猫がいるんだ??
と鬼のようにたたかれまくっています。
さらに、日本では週末興行成績一位(なかなかの衝撃)を獲得したものの、そんなの焼け石に水レベルで世界各国で爆死しまくり、100億円以上の損失が出ると言われています。
さらにさらに、超異例なことに上映中に改定バージョン(CGを一部修正したもの)が作られるなど、評価も悪い、成績も悪い、出来も悪いの魔の三拍子が揃ってしまった地獄の映画「キャッツ」。
なんでこんなことになってしまったのか。
映画としては、
舞台ミュージカル『キャッツ』は、1981年にロンドン、1982年にブロードウェイでデビューして以来、数々の記録を打ち立ててきた。これまでに30カ国、15の言語で上演されているし、「メモリー」は舞台を観ていない人でも知っている名曲である。知名度においては、百点満点と言える。
さらに、製作陣も非常に豪華な顔ぶれだ。監督は『英国王のスピーチ』でアカデミー賞監督賞を受賞し、『レ・ミゼラブル』ではアン・ハサウェイを、『リリーのすべて』ではアリシア・ヴィキャンダーをアカデミー賞「助演女優賞」に導いたトム・フーパー。彼と脚本を共同執筆したのは、『リトル・ダンサー』を書き下ろし、その舞台版『ビリー・エリオット』も手がけたリー・ホール。
2人が組む作品に出ない手はない。もしかしたら自分もこれでアカデミー賞とはいかなくても評価されるかもしれないと、歌に自信のある俳優たちは、まさにこの映画に出てくるゴキブリ軍団のように列をなして押しかけてきた。先に述べたデンチ、マッケラン、スウィフトのほか、ジェニファー・ハドソン、イドリス・エルバ、ジェームズ・コーデン、レベル・ウィルソンなどである。
と、成功する要素しかないはずなのに、出来上がって見ればこのザマ。
これこそまさに、底抜けポンコツ超大作映画、というやつでしょう。
一応、底抜け超大作とは
巨大な製作費、豪華なスター、だけど中身は大惨事。そんなケバくて、ダサくて、大味な超大作
とまあ、ここまで映画「キャッツ」の悪口を描いてきました。
正直自分も映画館で予告を見た時「気色悪!誰が見るんだよ、これ!(笑)」と思っていましたし、多くの人がそう思ったからこその、この結果なんでしょう。
でも、ここまで突き抜けて評判が悪いと、逆に気になってくるのも事実。
「怖いもの見たさ」というか「ネタ消費」というかね。
世の中には「ネタにならないくらいただただ面白くない・ひどい映画」と「面白くないし、ひどい。だけど、一部の人を強烈に引き付ける映画」の二種類のクソ映画があると思うんです。
で、キャッツって多分圧倒的に後者なんですよね、多分。
おそらく10年後、20年後、「そういえば、当時すっげー変な映画があったよな。」と思い出して、レンタルして(決して購入はしない)爆笑するタイプの映画。
いわゆるカルト映画ってやつですが、キャッツにはその香りが濃厚に充満してるんですよね。
だから逆に今、劇場で見るべきなんじゃないか、という気がしてくる(笑)
あきらかな大惨事を、1800円払って見るべきなんじゃないか、という謎の使命感が沸き上がってくるんですよね(笑)
うーん、見たい!
見たい!けど、お金がもったいない!(笑)
面白いに違いない!と思っている映画なら、1800円払うのは痛くも痒くもないけれども、キャッツはなあ・・・。
せめて800円くらいだったら、ネタ消費に払ってもいいけど、1800円はなあ・・・。
と、今悩んでいる所です(笑)