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実写版「おそ松さん」と映画「銀魂」

こんにちは!

 

今回は実写版「おそ松さん」の感想です。

 

 

 

 

英勉が監督を務め、snow manが主演を務める本作。

その評判は映画ファン、おそ松さんファンからは意外と悪くないようですね。

snow manファンは自分の周りにいないので、その界隈からの評判はわかりませんが。

 

で、この映画がなぜ割と悪くない評判を獲得しているかと言うと、冒頭で こんな実写化ムチャだよー 的な自己言及をきちんとしてるからかな、とおもいます。

 

 

 

要するに、人気のある原作に人気のあるアイドルを出して実績のある監督を掛け合わせる、という企画書だけは百点みたいな、よくある日本のダメ実写化映画を作ったら、こんなキメラみたいな映画ができちゃったよー、ごめんね(テヘペロ)ていうスタンスを示しているからこそ、その心意気やよし!みたいなことになったのでしょう。

 

あと、ちゃんとアニメ版の声優とキャラクター使って、アニメ版の人気にわかりやすく便乗したのもよかったのでしょう。

 

 

要するにぶっちゃけ映画なんですね、これは。

私たちだってこんなの無茶だってわかってますよ?

でもやるしかないんですよ、大人なんで、仕事なんで、っていうぶっちゃけが、色々勝手に忖度してくれるお客さんには受けた、という図式でしょうね。

 

で、自分はその作り手たちのスタンスを踏まえた上で言いたい。

 

映画をなめんな、と。

 

そして

 

なんで自分の金と時間を作って忖度しなきゃいけねーんだよ、と。

 

 

この映画を見て想起したのは、映画「銀魂」。

あの映画も同じようなスタイルで作られていましたよね。

人気のある役者使って、数字持ってる監督使って、固定ファンのいる原作を映画化して、アニメ版の声優やらノリやらも取り込んでいく、という。

 

 

だから銀魂やらおそ松さんやらの成功を見て思うのは、実写映画というのは、今までは一応建前として原作を知らないお客さんも取り込んでいく商売としてやってきたはずですが、もはや大衆は相手にせず、最初からいる固定ファン向けの商売になったんだな、と。

 

もはや映画会社のプライドもクソもねーな、おい!笑

 

てな感じでこれからの有名原作の実写映画化ビジネスについて思うところを色々書いてきましたが、最後にこの映画の感想を。

 

 

まずギャグ、コメディ映画として面白くないな、と思いましたね。

色んなパロディとか、アイドル映画にしては頑張ってるな、レベルで別に笑えませんでした。

そもそもアニメ版に寄せた六つ子の演技が見ていて痛々しかったです。

 

あとそれ以外のキャラクターについても、テレビバラエティレベルの笑いの取り方しかしてなかったので、映画で見るもんじゃないな、と思いましたね。

 

 

なので結論としては、映画を舐めるな、でしたね。