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仮面ライダーTHE WINTER MOVIE ガッチャード✕ギーツ 最強ケミーガッチャ大作戦 感想

こんにちは!

 

 

今回は仮面ライダーTHE WINTER MOVIE ガッチャード✕ギーツ 最強ケミーガッチャ大作戦の感想です。

 

 

 

 

 

一言で言うならば、よくできた娯楽編、という感じですね。

 

一部 はて?となるツッコミ所はありつつも、基本的にはとてもよくまとまっており、ファンムービーとして見たいものもきちっと提示してくれたのではないかなぁ、と思いますね。

 

きちんとまとまりすぎているがゆえの物足りなさはありますが、まあそれは変な映画を食らいすぎた平成成分ジャンキーのないものねだり、ということで。

 

・良かった所

 

1 新旧主役の食い合わせの良さ

まず、冬映画の存在理由たる、現行ライダーと一つ前の作品のコラボ、という意味では、ギーツ→ガッチャードという流れはだいぶ理想的だったのではないでしょうか。

 

圧倒的強者であり、先輩の風格漂わせまくりのエースと、若く後輩感のすごい宝太郎。

これはだいぶ良い先輩、後輩感でしたね。

直球バカの宝太郎がエースに騙されながら成長していくところは、冬映画の先輩、後輩の組み合わせとしては歴代の中でもだいぶうまく行っていたのではないかと。

 

 

 

 

また、エースの強者感、スター感の薄れなさもすごい。

登場した時の出た!感も、中盤までの頼れる先輩感も、ラスボス相手に無双するところも。

今回劇場で多くの親子連れと共に鑑賞したのですがエースの人気の高さを改めて感じたのですが、まあこんあまけ圧倒的に強かったらそりゃ好きになるわ、と思いました笑

 

その一方で今回はケミーと共にずっとうるさかった笑、宝太郎。

直球バカであるがゆえの愛され後輩感が良いですね。

果たして来年、おそらく年上である後輩ライダーに先輩風吹かせられるのか!

 

 

 

 

2 ガッチャードメインのストーリー展開

今回はガッチャード本編とガッツリ絡む作品になっており、年明けの放送では本作の出来事を踏まえた展開もありました。

内容もレベル10ケミーの捕獲にギーツたちが協力する、という感じでガッツリ本編。

なんならラスボスもTVに既に登場済みのキャラクターですしね。

こういった、本編にガッツリ絡んでくるのは好きですねー。

レベル10という大事なケミーをここで6体消費するという、おいおい飛ばし過ぎでは?なサービス精神もグッド。

 

そしてギーツ本編は一応きれいに終わっているので変にいじくり回さない、というのも良いですね。

ただ欲を言うなら、去年のヒロミさんみたいにここがVシネマに繋がるのか、という台詞なり設定開示なりがあっても良かったかも。

ギーツサイドがゲストキャラに徹しすぎていて、果たして劇場版の前なのか後なのかなどの時系列が読み取れるヒントがほぼ無かったですからね。

 

この、ギーツサイドゲストに徹しすぎ問題は賛否の分かれるところかもしれません。

 

 

 

 

 

3.アクション回り

せっかくの映画、大スクリーンで見るからには一つくらいオッ!となる場面がほしいなあ、と思ったていたら、ありましたね。

ガッチャードが崩れる足場から飛び移る、というアクション、これはすごく良かった!

思わず身を乗り出しました。

こういう、一つでもこちらを驚かせるアクションがあると嬉しくなりますよねえ。

 

あとはガッチャードがあんとれすらーになるのに合わせて同じような色合いのモンスターバックル使うとか、ギーツのパワーアップ系のフォームチェンジは全部見せてくれるとか、タイクーン、ナーゴもちゃんとフォームチェンジするとか、バイクシーン入れるとか。

さすがは山口監督、細かいところも抜かりない男!

 

 

 

 

4.ナーゴ関連

今作、だいぶナーゴ周り力入って射ませんでしたか?

いつものspも出てくるし、キューンとの文通が続いてるらしい描写もあるし。

何より感心したのは、エクシードファイターを捕まえるところで、

ケミー捕獲!→ところでケミーって何?→人工生命体です→自分と同じじゃん→かわいそうだから自由にする→ケミー、ナーゴに恩を感じる→真の意味でガッチャ!

という、一連の流れ。

 

まさかここを繋げてくるとは予想外、あっぱれ。

思いついた人に拍手です。

 

 

 

 

ということころが主に本作の良かったところですね。

全体的に脚本、演出の細やかな仕事ぶりが良かった部分につながっている印象です。

 

おしまい!