こんにちは!
今回は、「りっすん」ブログコンテストに参加する記事です。
お題は「迷い」と「決断」。
少々長い&重い話になるとは思いますが、よろしければお付き合い下さい。
さて、お話したいのは、自分が小・中合わせて7年くらい付き合いのあった同級生・池谷君(仮称)のことです。
自分と彼は家が近くだったので、小学校3年生くらいから、誘い合わせて一緒に登下校していたんですね。
自分が彼の家まで迎えに行き、一緒に行くみたいな。
まあ、いつも待たされましたよね(笑)
なんというか、 彼は末っ子で、甘やかされた末っ子特有の、ちょっとわがままところのある少年だったんですよね。
ここがけっこう今回のお話では重要で。
そのわがままさが、彼は人間関係に発揮されちゃったんですよね。
自分自身はなにやら彼にハマる部分があったらしく、特に喧嘩もせず、7年間穏やかにやっていたんですよね。
(まあほかにも理由はあるんですが、それは後述しますね)
しかし、例えば自分の友人でも気にくわない人間であれば徹底的に避けたりするんですよ。
そういうやつだったんですよ。
もう自分は、彼のその性格は直らないと何年かの付き合いで分かっていたので、放っておいたんですね。
正直、もう知るか、と。
その性格のせいで彼の人生が変な感じになっても知らん、と。
そこまで仲が良いわけでもなくて。
ただやめる理由もないから、中学の終わりまでタイミングが合えば一緒に登下校してただけで、友達か?と言われれば微妙だったんですよね。
だってね、自分と自分の友人と池谷君の三人が揃っちゃったとき、池谷君は自分が自分の友人を選ぶとすねるんですよ。
こっちはそれがはわかっていたので、そういうときは友人にすこし遠慮をしてもらって、彼を優先させたんですね。
(仲良くするというのは不可能なのでね笑)
で、そうしないと、後々ややこしいことはなんとなくわかっていて。
でもそんな面倒くさいやつ、正直知るかって話じゃないですか(笑)
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美人とかならまだしもね(笑)
そんな同性の面倒くさいやつ、ねえ・・・?
だから、その彼の面倒くさいメンタリティから、彼に深入りはしようとしなかった面もあるかもしれない。
こいつとはタイミング合えば登下校する程度の仲でいよう、みたいなね。
その程度と考えていたんですよ。
だから彼に「そういう態度やめたほうがいいよ」とか「人を選り好みするのはほどほどに」とか忠告したりするのは、自分の役割じゃないと思ってたんですよね。
もちろん「言うべきか?」と迷いはしましたよ、何度も。
でも、言うという決断が出来なかった。
それは池谷君の本当の友達とか、親や兄弟のすることだろう、と。
別に友人でもない自分が言うのは差し出がましい、と。
そう思っていた、というかそう思いこむことで、責任逃れをしていたのかなあ、と今になると思いますね。
まあそんな微妙な関係のまま中学を卒業して、自分と池谷君は別々の高校に行ったので、そこで付き合いは終わって。
で、ここからは噂で聞いた話によると、彼は高校で人間関係しくじって不登校になった、らしいという話を聞いたんですね。
近所なので、情報が入ってくるんですよね。
でも放っておいた。
友達じゃないし、まあ自業自得だろうと。
あういう風に人を選り好みしていたら、まあそうなるよね、と。
自分も色々忙しかったし。
で、最近実家に帰ったときに聞くと、彼はまだ引きこもってるらしい。
あくまでも噂ですけどね。
いまさら、自分が彼にどうこうって話ではないんですよ。
10年以上前に、一緒に登下校したやつがいきなり家に行ってどうにかできるもんでもないですしね(笑)
別に引きこもり=常に悪ってわけでもないし。
でももし、中学生どっかのタイミングで、僕が池谷君と一回でも喧嘩していたら?
揉めることを、ややこしいことになることを恐れず、「言う」という「決断」をしていたら?
もしかしたら、彼の現状は変わっていたかもしれないな、と思ってしまう。
迷ってしまう。
不遜な話ではあります。
自分がちょっと何かしたところで、変わったかどうかはわからない。
いまさら迷ってもしょうがないですし・・・。
でもね、最近彼について考える中で気づいちゃったんですよ。
池谷君はずっと自分のこと名字じゃなく、下の名前で呼んでいたんですよね。
中学生男子が下の名前で呼ぶのって、わりと親愛の表現と言うか。
だから、彼は自分のことを友達だと思っていたのかもしれない。
でも自分はずっと名字で呼んでいて、池谷君の下の名前すらもう覚えていない。
だから、もしかしたら、池谷君はもっと深い関係性を望んでいたのかもしれない、人を選んでいたのは自分かもしれない。
ぐるぐるそんなことを考えてしまうんですよね。
考えたって答えは出ないだろうし、答え合わせをする日はきっとこないでしょう。
でもせめて迷い続けたいな、とは思うんです。
そういうモヤモヤするお話でした。
長々とお付き合いありがとうございました。
オチがなくてすいません(笑)
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