?こんにちは!
今回は「完本 麿赤兒自伝」の感想です。
その芸術表現を高く評価される、世界的舞踏家・麿赤兒。唐十郎の状況劇団に参加し、喧嘩に明け暮れたアングラ時代から、土方巽に師事し、舞踏集団「大駱駝艦」を立ち上げ、国内外に「舞踏」を知らしめた現在までをユーモアを交え熱く綴る半生記。巻末に大森立嗣(映画監督)、大森南朋(俳優)、二人の息子との鼎談を収録
そもそも読めますか?彼の名前。
「まろあかじ」です、「まろあかじ」。
ドラマや映画にちょこちょこ出ているのは見ていましたが、エンドクレジットで名前がいつも読めなかった役者さんですが、「まろあかじ」です!!!
トイレで痔が切れて、赤い血が流れるのを見て芸名を決めたそうです。
アバンギャルドですねえ(笑)
そんなアバンギャルドな芸名をつけた男ですから、人生も非常にアバンギャルド。
最初が警察に取っつかまるところから始まりですからね、この本(笑)
その内容は是非読んでみていただきたいのですが、注目ポイントは巻末の縣談。
この実の親子三人による縣談が面白い!
普通の親子関係とは違う三人の、ベタベタしすぎない関係性が面白いです。
ちなみに、「まほろ駅前」シリーズは、監督が長男・ 大森立嗣、弁当屋の役が次男・大森南朋、若干クレイマーっぽい客役で父・麿赤兒が登場します。
シリーズとしてもすごく好きなんですが、そういう目でみるとまた面白くなってきますね!