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結局クソ女じゃね? 映画「ヤングアダルト」 感想

こんにちは!

 

今回は映画「ヤングアダルト」の感想です

ヤング≒アダルト スペシャル・コレクターズ・エディション [Blu-ray]

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監督 ジェイソン・ライトマン 脚本 ディアブロ・コーディ

 

37歳のメイビスは、都会のミネアポリスヤングアダルト小説の作家として暮らしていた。

しかし連載は打ち切りとなり最終話の執筆を始めるが、そんなメイビスに昔交際していたバディから一通のメールが届く。メールはバディの赤ちゃんの誕生パーティへの招待であった。

元恋人からのメールに戸惑いながらも、復縁を期待したメイビスはポメラニアンのドルチェと共にミニクーパーに乗り込み、ティーンエイジ・ファンクラブの「ザ・コンセプト」を聞きながら、片田舎の故郷マーキュリーへ向かう。

マーキュリーへ到着するや、実家に顔も出さずバディと合う約束をする。途中バーで同窓のマットに声をかけられる。マットは学生時代のいじめが原因で下半身障害者として暮らしていた。

メイビスはあまり覚えていないが、マットは学生の頃ロッカーが隣であったため、メイビスに憧れていた。バディと再会したメイビスは会う度に積極的に迫るが、家族愛に満たされているバディに想いは届かない。憂さ晴らしにメイビスはマットを度々酒に付き合わせ、互いに自身の性格難を認めるなど相談相手となってゆく。

 

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A4%E3%83%B3%E3%82%B0%E2%89%92%E3%82%A2%E3%83%80%E3%83%AB%E3%83%88 2019/10/18閲覧

ヤングアダルト

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この映画はタイトル通り、30代も後半に差し掛かりながらいまだに「大人になれない女性」を描いたものです。

 

この主人公がまあクソ女というか、ビッチというか、イタイタしい人なんです。

昔は美人でモテて、学園中のマドンナだった彼女。

 

   

 

そんな彼女が地元に戻って何をするかというと、作家になった自分の業績をひけらかし、昔の彼氏(既婚・子持ち)とよりを戻そうとする。

 

つまり彼女は地元にいたころのマドンナ気質が抜けていないんですね。

今と昔の自分の社会的ポジションの変化に気付けていない、この痛々しさ。

痛々しいラヴ (Feelコミックス)

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同時にいまだ地元(過去の栄光)への未練を断ち切れない彼女はしかし、学生時代の頃なんて存在すら認知していなかった男性とセックスをし、そして地元に住む女性に「ここはクソ。住民は死んでいるようなもの」という発言で、固執していた過去についに決別する。

 

そう、彼女はこの段階でやっと過去(子供時代)と決別し、やっと「大人」になったのです・・・。

 

というのが、たぶん本作の一般的な読み取りになるのでしょうし、ラストは一種の清涼感につつまれます。

キャンディーの色は赤。 (Feelコミックス)

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でもね、よく考えるとね、この主人公はね、自分が大人になるために映画にして1時間30分、他人に迷惑をかけ続けるんですよ。 

 

これってどうよ?(笑)

なんでてめえが大人になるために犠牲になりゃなきゃなんないの?って感じもしますよねえ(笑)