今回は「日本特撮トンデモ事件簿」の感想です。
この本を出版した鉄人社というのは、まあはっきり言ってしまうとあまり上等な出版社ではありません。
こういう都市伝説の本だったり↓
封印作品がテーマの本だったり↓を出版しています。
なのでこの本も下世話な内容が多いのかな、とあまり期待しないで読み始めましたが、意外と良かった!
都市伝説系の本に顕著ですが、この出版社の本は基本的に証拠を示すと言うことをあまりしない。
思い込みだったり噂レベルの情報も裏取りすることもなく載せるので信憑性が低い。
のですがこの本はきちんと情報ソースを示し、噂や謎をきちんと検証しているので好感が持てます。
その分若干スラスラと読み進められる快感は失われていますが、へー、こんなこともあったのねえ、と面白く読めますね。
こういう本定番の仮面ライダー一号交代劇などお決まりのネタもありつつ、ストラダ5だの実写版鉄人28号だの、あまり記憶にも記録にも残っていない作品に触れているので新しい見識も得られます。
個人的に一番笑ったのは、月光仮面の中の人がはりきりすぎて撮影の超序盤のバイク撮影でずっこけ、以降交代交代でいろんな人が演じる羽目になった、という話。
張り切りすぎるといつの時代も良いことないですね笑
おしまい!