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平成ジェネレーションズforeverの感想を熱く語る! 満足度200%!!

はじめに

平成ジェネレーションズforeverを見てきたので感想を書きたいと思います。

 

今回は私の平成仮面ライダーへの愛が爆発した結果、めちゃめちゃ長くなってしまいました(笑)

 

 

お時間のあるときにでも読んでいただけたら。なお、がっつりネタバレありなので注意!


まず簡潔に感想を。

序盤 何が始まるんだ?というワクワク感がすごい!

中盤 物語上仕方がないとはいえややもたついていたかな?しかしこの中盤で映画としての整合性のための要素を解決しておいたおかげで?・・・

終盤 まさかの佐藤健登場!これ以降はありがとうございます!と言いたくなるような怒濤のファンサービスの数々。私はずっと感動して泣きっぱなし(笑)

では詳しく語っていきます!

その1 素晴らしいコンセプト!

仮面ライダーを愛してくれた、すべてのひとへ。」 これはこの映画のキャッチコピーのひとつなんですが、この映画の本質を正確に言い表した名文句だと思います。
詳細なストーリーは省きますが、この映画は大きく二つに別れるんですよ。オールライダーが集結する前と後。そして、この前後でこの映画のターゲット層は変わるのかな、と。具体的に言うと野上良太郎が登場する前と後。

つまり前半のジオウ・ビルドパートは今まさに仮面ライダーを応援しているちびっこたち、後半はクウガから始まる平成仮面ライダーを応援していたかつてのちびっこたち(大人ファン)へと捧げられている気がするんですよね。なんですけどこの映画のメッセージがは変わりません。それは「今まで応援してくれてありがとう」だと思うんです。

応援。これって仮面ライダーみたいな特撮番組でよく使われる言葉ですよね。僕たちは彼らを常に応援してきた。そこに年齢なんて関係ない。平和を守るために平成仮面ライダーはずっと闘い、そして僕たちはそれを応援し続けてきた。一度は離れたとしてもまた戻ってきたわけで。そういう応援があったから平成仮面ライダーシリーズって続いてきたわけです。

その応援への感謝の気持ちが今回のメタフィクション的で、ちびっこたちには理解しづらいであろうストーリーであり、佐藤健をはじめとするレジェンドたちの参戦として表れてるのかな、と。

つまり大人と子供どちらも楽しめるように全力でもてなす、というコンセプトだった気がするんです。そしてその方針は大正解だったわけです。

その2 うーんなところ

・ダブル、クウガのレジェンド出演はほぼなかったのが残念。ライドウォッチの入手法もちょっと。それってあり?って感じかな(笑)

 

・フォームチェンジが少ないかなあ クローズと電王は頑張っていたんですけね、それ以外のフォームチェンジがほとんどないのはどうなのかなあ?ジーニアス出てきてないし。ゲイツフォームチェンジしてないし。絵面を変えるためにも、そこはもう少し頑張って欲しかったところ

 

・ストーリーが難解では? ちびっこが理解できていない気が。ストーリーがちびっこおいてけぼりなのは良いとしても、飽きさせないために適度に戦闘シーンを挟むなどの工夫はほしいところ。劇場で見てると中盤ちびっこたちが集中力をなくしている気配を感じました(笑)

 

・上映時間 今回上げた不満点って大雑把にいえばひとつに集約できるんですよ。要素が多すぎて、詰め込みすぎてるんですよね 時間ものはストーリーを破綻ないものにするため、やるべき要素が多いと思うんです。それに加えて平成を締めくくる作品としてのファン向け要素が入ってきて。だけど子供向けゆえに90分程度に納めなければならないんですよ。その結果フォームチェンジなどの部分が削られたのかな、と

 

その3 良かったところ

・脚本家が変わるとキャラの感じが変わってしまうことが多いんですが、本作はビルドメンバーもらしい、いつもの感じが出ており良かったですね。


・去年福士蒼太さんが出演したことを驚きでしたが、サプライズで佐藤健が出演にはビックリしたし、嬉しかったですね。佐藤健といえば主演作を何本ももつ超売れっ子俳優で、ファンとしてもオダギリジョー並みに出演をあきらめていたわけです。その佐藤健が出てくれた!変身シーンはなかったもののイマジンズとの一連のシーンは泣きましたね。小林さんが脚本を書いているだけあり、当時のままの彼らを見ることができましたね。短いシーンではありましたが、電王の要素が凝縮された素晴らしいシーンです!


・声 春映画などで、そのライダーに明らかに合ってない声を聞かされもやもやしてきたファンも多いのではないでしょうか(私もその一人笑)。しかし本作、というか平成ジェネレーションシリーズはライブラリー出演という方法でこれを回避してきました。本作ではその技術をフルに生かし、ライダー全員が本人ボイス、しかも一部新録すらあり!これによってライダーの本物感、説得力が違うんですよ。決して声優さんたちの努力を否定する訳ではないんですけどね。本作では、仮面ライダーの存在は消えても、それでも私たちの記憶に仮面ライダーは残る、だから仮面ライダーはやって来てくれた、という理屈なわけです。だからスクリーンの中にいる仮面ライダーは本物でなければならけなんですが、彼らは紛れもなく本物でしたね。アクションにもこだわってましたし

 

終わりに

本作は全仮面ライダー映画のなかでもトップクラスの大傑作です。かつて平成仮面ライダーを見、応援してきた人は絶対見るべき作品と断言します。この感動はぜひとも劇場で味わってほしい。必見です!