こんにちは!
今回は映画「サバイバルファミリー」の感想です。
監督・脚本 矢口史靖 出演者 小日向文世 深津絵里 泉澤祐希 葵わかな
どうした?矢口監督。
この映画の監督・矢口史靖といえば「ウォーターボーイズ」や「ハッピーフライト」、最近だと「ダンスウィズミー」など、笑えて楽しい娯楽作を作ってきた監督。
それが今回はほぼ全編笑いなしの「エネルギーがなくなった世界」を描く。
まあそのチャレンジ精神は良いと思いますが、結果はというと非常に中途半端。
別につまらないわけじゃないし、3.11以降も依然として、スマホや電気に頼り切った生活を送る現代人に警鐘をならすという映画的な意味もわかる。
例えば今回の映画の主役となる一家の長男が、いつもつけているイヤフォンを外し、世界がいろんな音に満ちているのを再発見するシーンなんかはさすがの演出だと思いました。
でも全体としては「なぜ彼に撮らせた?」という印象が強い。
彼ならこういう場合でも思いっきり楽しく笑えるのにするか、それかいっそいつものを封印してホラーで行くか。
どっちかに振り切った方が良かったと思う。
なんというか本当に中途半端。
この映画を見終わって真っ先に思い出したのが「俺俺」という映画。
これもシュールコメディを得意とする三木聡監督がなぜかシリアスホラー映画を撮り、盛大に滑った映画。
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コメディ監督はいっかいシリアスを撮りたくなるもんなでしょうかね・・・。
あと全体的なメッセージ性がTV朝日のバラエティ番組「ポツンと一軒家」っぽいというか(「人間よ、山に帰れ」的なね)、そこも好き嫌い別れるところでしょうね。
(便乗がすごい笑↑)